【おすすめ】結果の出るサブ3向けのレースシューズの選び方【カーボン不要?】
サブ3に向けてトレーニングを行ってきた方、
いよいよレースを控えるのみ…
その大事なレース本番履くシューズは何にするでしょうか?
悩まれることとしては、
サブ3のためにカーボンシューズは必要なのか?
自分に合うシューズはどのようなシューズなのか明確な答えが欲しい。

今回の記事では
そんなお悩みを、私なりの知識と経験から
サブ3のための最適なレース用シューズを
解説したいと思います。
当記事の構成
私の結論を先にお伝えし、
とある記事を参考にしながら深掘りし、
レースシューズとしてのおすすめを紹介し、
トレーニングによる履き分け方法
までを、徹底深掘りします。
また、最後にサブ3におすすめのシューズを紹介します。
上記の構成で解説していきますので、
レース用のシューズの選び方にお悩みの方は
ぜひ最後までお読みください。
目次
結論:大半の方にはカーボンシューズをおすすめ
さっそく私の結論です。
1km4’15/km(サブ3ペース)に対する感じ方に寄ると思います。
このペースが速く感じてしまう→カーボンシューズをおすすめ
速く走るというよりも、最後までスタミナを持たせたい→ノンカーボンをおすすめ
以上が今現在の私の結論です。

\お気に入りのシューズ長持ちさせたい?/
1km4’15は速いペースで頑張るペース=カーボンシューズ
サブ3を目指すと言うことは1kmを4分15秒で走ることになります。
大半のランナーにとってはこのペースはなかなか速く感じるのではないでしょうか?
走れないことはないけど…けっこう頑張ってペースを上げて
たもたないと持たないから、
アシスト感が強めのシューズが欲しい。
ほとんどの方はそのように感じると思います。
1km4’15(サブ3ペース)は速いと思う方が多いと思うので
カーボンシューズをおすすめします。
▼カーボンシューズでおすすめの【アディオスプロ3】▼
1km4’15は速くない、むしろ42km走るのが大変=ノンカーボン
中距離ランナーがマラソンを走ったり、
学生時代短距離だったみたいな方には
ノンカーボンの、
クッションによる反発のあるシューズをおすすめします。
ただ、後ほど解説しますが
必要ないというのはオーバースペックなだけで
使う分には問題ないと個人的には思っています。
ただ、怪我には気をつけなければいけません。
以上が私の結論なのですが、
私の考えを深掘りするために
とある記事を参考にしたいと思います。
速く走るには接地時間を短くする
深掘りしていく為に、こちらの記事を参考に考察したいと思います。
厚底シューズの故障リスク…接地時間減って衝撃大、箱根駅伝制した青山学院大・原監督「ケガの場所変わった」
(外部サイトにリンクします)
こちらの記事を要約すると…
・カーボンシューズの台頭で臀部周りを怪我するランナーが増えた
・カーボンシューズは接地時間が短くなるので、足への負担が大きい
ペースが上がればさらに接地は短くなり負荷がかかる
・学生競技者に比べ、市民ランナーは耐性筋力を
鍛えきれていないので思わぬ怪我につながるリスクもある
接地時間が短い=着地〜蹴り出しの瞬発力が高い=負荷が大きい
カーボンシューズは接地時間を
強制的に短くするので
瞬発力が上がってストライドも伸びますが
負荷が高くなってしまうので
怪我につながるということだと思います。
一旦怪我の話しは切り離し、
スピードを出す=蹴り出しの瞬発力、
に焦点を当てて話すと、
サブ3のペースである1km4’15(マラソンペース)を速く感じている方は
速く走るために、助力(瞬発力アシスト)が必要となってくるので、
接地時間を短くしてくれる(スピードを出してくれる)
カーボンシューズを選ぶべきだと思います。
私自身もマラソンペースは速いペースであると感じますので
カーボンシューズを積極的に使用しています。
カーボンシューズは負荷が高いということは心得ておく
上記の記事でも書かれていましたが、
カーボンシューズは接地を短くし、
ストライドを伸ばしてくれるわけですが
その分体への負担は大きいものだと思います。
通常のシューズよりも怪我をしやすいと思いますので
扱う際は充分に注意してください。
私も実際、カーボンシューズの使いすぎで
股関節周囲の怪我をしてしまいました。
▼経験談をより詳しく知りたい方はこちらの「Diary記事」をお読みください▼
カーボンシューズってラクなの?疲れるの?
カーボンシューズは負荷が高いとは言うものの、
よくエリートランナーのコメントで
「カーボンシューズを履くことで最後まで足を残すことができた」
と言うコメントをよく聞きませんか?

私の考察ですが、
エリートランナーはカーボンプレートの跳ね返りを
股関節で受け止めることができているものだと思います。
股関節周りは大きな筋肉がついているので、
持久力も高いです。

カーボンプレートを使って足が疲れると言う方は
おそらく、反発をしっかりと
股関節での回転に昇華できておらず、
足首を使って走ってしまい、
カーボンシューズを足首の回転でしか
扱いきれていないものだと思います。
私も、指導させていただいているランナーさんも
「カーボンシューズを履くとふくらはぎが疲れる」
とおっしゃるランナーさんが多いです。
カーボンの跳ね返りをふくらはぎで受け止めるか、お尻で受け止めるか
この違いは大きいですよね。
ちなみに、最初に出した記事に戻るのですが
股関節はパワーや持久力のある筋肉を使えますが、
たとえ股関節を使えたとしても
しっかりとトレーニングを積んでいないと
故障につながると言うことですね。
使いこなすには、体幹トレーニングや股関節の使い方を学ぶ
ウェイトトレーニングなどが必要となります。
トレーニングでは接地時間を「自力」で短くする努力をする
ここまでカーボンシューズをおすすめしてきましたが、
接地時間を短くしストライドを伸ばす努力は、
自身の筋力で行うことが
大事になってくると思います。
カーボンシューズの力でストライドが伸びるのではなく、
ストライド自体は伸びる体があって、そこに
カーボンシューズにアシストされて
適正なストライドで走るアシストをしてもらう
と言うのが理想だと思います。
やはりそのためには、
トレーニングでは時々、
カーボンシューズではないものを
使用するのも必要かなと思います。
「基礎期」ではノンカーボンシューズがおすすめ
トレーニングで言うと
基礎期に行う「坂ダッシュ」や「レペテーション」では
カーボンではなく薄底で軽量なシューズをおすすめします。
筋力トレーニングや動き作りを兼ねたトレーニングですので
ご自身の体の感覚作りも込めて、
助力の少ないシューズを進んで選ぶといいと思います。
また、可能ならクッションが厚いものよりも
しっかりとランニングの着地の感覚が体に伝わるものが
いいと思います。
接地→脳が認識・指令→蹴り上げ
がランニング動作で、速く走るにはこの一連の流れを速くしていく
必要があると思います。
これが厚底のクッションシューズだと
接地→クッションの沈み込み→脳が認識・指令→蹴り上げ
と理論的には、遅れが生じる可能性があると思います。
スピードを上げるような【基礎期】では、
厚底ではなく、可能であれば薄底を履くことをおすすめしたいと思います。

4’15秒は楽なペースだけど42km走り切るのが大変=ノンカーボンシューズ
こういったスピードランナーにはカーボンシューズよりも
自然なサポートをしてくれるシューズがおすすめです。
Onのシューズは自然なサポート力があると感じます。
サブ3おすすめのシューズ
おすすめのサブ3向けのシューズを紹介します。
カーボンシューズ
カーボンプレート搭載のシューズの良さは
高反発なことです。
シューズによる反発をしっかりと股関節で
走りに活かす技術が必要です。
アディダスアディオスプロ3
良い点:
踏み込み位置がずれても前への反発を生み出しやすい。
悪い点:
体幹力がない(前傾しないと)と前に進む感覚が得られにくい。
ナイキヴェイパーフライnext%2
良い点:
ドロップが効いている為、前傾姿勢になりやすい。
悪い点:
つま先側がやや薄く感じるので、厚底感が薄い。
アシックスメタスピード+
良い点:
接地時の強制的な重心移動がないので、自然な形で走ることができる。
悪い点:
上記の2つに比較すると反発をやや感じにくい。
その分安定感がある。
カーボンレスシューズ
基礎期でのスピード練習用におすすめ
NB Hanzo R v4 R4
良い点:
薄底シューズなので、足裏の接地を意識しやすい。
On Cloudflow
良い点:
薄底でありながら、しっかりとクッション感もあり、足の怪我から守ってくれる。
悪い点:
Cloudtec(ソール)の特徴上、石が挟まりやすい。
クッションシューズ
カーボンシューズの使用により、
股関節周囲の怪我が頻発する方、
ふくらはぎが疲れてしまう方には、
カーボンプレートが入っていないクッション重視のシューズがおすすめです。
On Cloudmonster(クラウドモンスター)
良い点:厚さ4cmの極厚クッションソール
ゆりかごソールによる自然な前重心アシスト。
アディダスアディゼロSL
良い点:
安定感重視のクッションシューズ
悪い点:
カーボンシューズと比較すると反発は弱い
まとめ
以上、サブ3に向けたシューズの選び方を紹介しました。
ここまで私の知識と経験から書いてきましたが、
一番大事なのは
そのシューズを履くとモチベーションが上がるか
が一番大事だと思います。
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