【レビュー】ボメロ18はモチモチのクッションがクセになる
今回は2025年6月に発売されたナイキのボメロ18をレビューします。
ボメロは、毎年アップデートされており
今回のシリーズで18代目となります。
ナイキのマキシマムクッションシューズとして大人気シリーズが
このボメロ18となります。
今回はこのシューズを手に入れましたのでレビューしていきます。
さっそくこのシューズの総括ですが、
マキシマムクッションシューズとしてはやや物足りない感。
(他メーカーとの比較、個人の感想)
アッパーを含む
包み込むようなシューズとしては非常に良い。
私の感覚的には、
地面にへばりつくようなクッションを感じ
スピードに乗ったジョグには使えないものの、
一歩一歩がゆったりとしたリカバリーにはとても使えると思います。
へばりつくクッションが良くも悪くもスピードが出ません。
スピードを出したくない時(例えば高強度翌日のリカバリーの日)には使いたくなるシューズです。
シューズの履き心地やどんなランナーにおすすめなのか等
詳細はレビューは下記で解説していきます。
【動画でも解説!】
目次
購入経緯
今回のこのシューズの購入経緯はやや特殊。
簡単に言えば、お気に入りのウェアに合わせたコーディネートのため。

お気に入りのウェアに合わせたカラーリングで
オレンジ系の色が入り、ややアンニュイなカラーリングのシューズを
探していました。
そんな中、このシューズに出会い、
カラーリングも好みで購入に至りました。
つまり、
シューズの性能など事前情報が全くない状態での購入となります。
試し履きでも悪い感触もなかったですし、
価格も15000円と最新シューズでこの価格なら
価格帯も良心的と言えます。
性能など事前情報なしでフィーリングで履いた感想を下記で行います。
実走レビュー:思ったよりも普通
全く事前情報はなかったものの、
一応、ナイキの中でもマキシマムなクッションシューズである、
ということは知っていました。
厚みも一番厚い部分で5cm近くはあります。
クッション素材も【zoomX】を採用されていることですので
おそらくクッション性能も高いだろうと思って着用。
※zoomXはナイキのヴェイパーフライにも採用されるソール素材です
しかし、
走ってみると想像していたような
フカフカのクッションという感じではありません。
正確に言語化するなら、
地面にへばりつくようなクッション。
柔らかいソールというよりも
やや硬めのクッションです。

衝撃を完全に相殺してくれるような感覚です。
故に反発力や推進力は一切感じません。
後述しますが、これはこれでいい性能だと私は思います。
履いていく中で、さらに良さがわかってきた
そして何度か履きながらも、
他のデイリートレーナーなんかとも
違いを感じながら履きましたが、
その中で感じたのは、

このシューズ、
足首周りの包み込む感覚がとても強いです。
シュータンの厚さが非常に分厚い。
そして、ヒールカウンターも厚めの設計。
これによって足首周りをがっしりホールドしてくれます。
ここ最近、私が履いてきたシューズは
速く走る、や、軽量性重視のものが多く
このしっかりホールド系のシューズはなつかしい感覚があります。
いろんなシューズを所持し、比較しているので
玄関にシューズが並んでいるのですが
なぜかこのシューズを選んでしまいます。
なんとか言語化するなら、
足首周りをサポートするようなリラックス感、
普段のストレスのかかるような緊張感を持って行うトレーニングから
解放するようなシューズに感じてしまい、
このシューズを選ぶのだと思います。
LSD強度に使いたい性能
ペースを上げれるようなシューズではなく、
トレーニングはLSD強度に。
しっかりトレーニングとして使うには微妙ですが、
ゆっくり走るや足作りのためにジャンクマイルを踏む際には
とても良いシューズだなと感じます。
以上が実走レビューです。
下記ではシューズの特徴をまとめていきます。
ミッドソールはZoomXとリアクトXの2層
高反発素材のZoomXを上層に、
衝撃吸収力に優れた素材Reactフォームを下層に配置。

Zoomxはナイキのレーシングシューズにも使われる素材で、
反発力に優れた素材で、
ジョグシューズにもヴェイパーフライのような推進力!
と期待していましたが、
実際に履いてみると、
そこまで反発力や推進力を感じることはありませんでした。
おそらく発砲密度が異なるものと思われます。
ZoomXへの期待感からか、想像以上に普通だったのは、
履き始めた頃は個人的にはマイナスでした。
期待していたのは、EvoSLのような
レーシングモデルのカーボンなしバージョンで
推進力の高いものを期待していました。
ただ、じっくり履いているとこれはこれで評価できるなというのが現在の感想。
接地の安定化を図るため、
リアクトXが下層を包み込むように搭載。
実際には、ZoomXを包み込むような形に。
上からみると、その形状がわかりやすいです。
これが、安定性を生み出しています。
履いた感覚としては、ほとんどZoomXの性能を感じず、
硬いか柔いかで言えば【硬い】。
ただ、何度も書くようにこの硬さがクセになる。
悪くない硬さなのです。
重さは27cmで297g
27cmで297g。
正直重い。
実際に履いても軽いとは感じない。
履けばそこまで重く感じない、とか言えないくらいには
重さは感じます。
重さは、
実際にはLSD強度で使用するのでそこまで気になるものではないです。
重さは感じるが、気にはならない。
サイズ感はハーフサイズ下げがマスト
購入サイズはマイサイズからハーフサイズ上げて27.0cm。
サイズはマイサイズからハーフサイズ上げたくなるくらい小さいサイズです。
僕の場合、
マイサイズでは足指が窮屈になるため、
ハーフサイズ上げて購入。

耐久性能も高め:ゴツメのアウトソール
ソールは見た目からも非常にタフさを感じるアウトソール。
一般的には耐久値は400~500kmが目安になるものが多いため、
それらよりは長持ちしそうに感じますので、
おそらく600km以上は走ることはできそうです。
どんなランナーにおすすめ?
LSDやリフレッシュランに使う用です。
筆者は
・~3’00/km:高強度
・3’10/km~3’50/km:中強度
・3’45/km~4’25/km:低強度
・5’00/km~:LSD
上記のトレーニング強度で分けて練習を行っています。
中強度以上は、カーボンシューズ
を採用しています。
低強度とLSDは、
いわゆるジョグに分類される強度になりますが、
その中でもボメロに関しては、LSDで使用しています。
LSDは、
【この日は絶対に速く走らない】
【きちんとした練習とは捉えず体重管理のため、リフレッシュのため】という、
意味合いで行うトレーニングです。
ボメロ18は、
決して速く走れるシューズではないものの、
アッパー、シュータン含めがっしりと優しく包み込むようなフィット感、
一歩一歩の衝撃をうまく緩衝してくれるようなクッションがあります。
通常のシューズの場合、
衝撃は反発としてエネルギーに変えて速く進む推進力のサポートになりますが、
ボメロ18の場合は、
その反発が生まれにくいことが特徴に感じられます。

まとめ:LSDにおすすめな耐久性高めのデイリーシューズ
今回はNIKEのマキシマムクッションシューズである
ボメロ18をレビューしました。
良い点
・独特のクッション感
・包み込むようなフィット感
・耐久性能も高め
いまいちな点
・重さ300gの重量級
・Zoomxはイマイチ感じられない
詳細:NIKEボメロ18
名称:
NIKEボメロ18
価格:
定価16500円(税込)
Amazonだと定価以下で購入可能なので、
Amazonでの購入がお得
性能:
ZoomXとリアクトフォームの2層構造
上層にZoomX、下層にリアクトを搭載
カーボンなどの剛性素材は搭載なし
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