【レビュー】アディダスアディゼロSLがおすすめできる理由【SUB20】
アディダスから普段のジョギング用シューズとして
ニューモデルが発売されました。
このアディゼロSL、気になってはいるものの、
実際購入するとなるとしっかりとしたランナー目線で使えるのかのレビューが知りたい。

この記事では、上記のようなお悩みをできるだけ詳細に解決できるように
記事を書いていきたいと思います。
記事執筆にあたり
2022年12月に発売されてから実際に履いて使用して約3ヶ月
実際に使用した距離は400km程度となりました。
だいぶ使用しこのシューズの良さがだいぶわかってきましたので
実際に使用してのレビューをしたいと思います。
アディゼロSLの購入検討をされている方、ジョギングシューズをお探しの方は
ぜひ最後までお読みください。
目次
アディゼロSLどんなランナーにおすすめ?
さっそくどのようなランナーにおすすめかを記載しておきます。
アディゼロSLはデイリートレーニングシューズですが
他のクッショニングシューズとは異なり、
柔らかすぎるわけではなく、しっかりと、クッションに硬度があります。
そのため、以下のようなランナーにおすすめです。
おすすめできる人
・これからランニングを始めるランナーの1足目のシューズ
・全ランナー対応のジョギングシューズ
・または、サブ4を狙うランナーのレース用シューズ
さっそく深掘りしていきます。
\公式ならサイズ間違いも返品可能/
商品詳細
アディダスのデイリートレーニングシリーズ
アディダス公式でのこのシューズ(SL)の位置付けは
「デイリートレーニングモデル」となります。
そしてデイリートレーニングモデルの中でも
中品質のモデルとなります。
デイリートレーニングモデルの最高品質モデルが
「BOSTON(ボストン)」シリーズ
最も安いラインが「RC」シリーズとなります。
これらデイリーシューズ3足の違いはミッドソールの素材の違いが挙げられます。
基本的に、高いモデルになるほどミッドソールの素材がいいものになっていると言えます。
ボストンシリーズ
ボストンシリーズに使用されている素材は
ライトストライクプロとEVA素材の2層構造です。
ライトストライクプロはアディダスの最上位レーシングモデルである、
「アディオスプロ3」にも使用されているミッドソール素材です。
そこに耐久性の高いEVA素材ミッドソールを下層に配置しています。
レースでも対応できるような高反発素材を使いつつ、耐久性を底上げしたモデルとなっております。
RCシリーズ
RCシリーズのミッドソール素材は「ライトストライク」
ライトストライクプロと比較して硬めの素材となります。
その分、シューズの価格は安価に提案されております。
定価は10000円前後ですので
トレーニングモデルとしては大変安いです。

SLシリーズ
そして今回紹介するアディゼロSLのミッドソールは
ボストンシリーズと同じで
「ライトストライクプロ」と「EVA」素材の2層構造となっております。
\公式ならサイズ間違いも返品可能/
ではボストンシリーズとSLシリーズの違いはどこにあるのか…以下で深掘りします。
ボストンとSLのミッドソールの違い
ボストンシリーズとの違いは
「ライトストライクプロ」の量の違いです。
ボストンシリーズは上部全面に「ライトストライクプロ」が採用されております。
また、耐久性の必要な後足部はEVAを厚めに、
反発性が必要な前面には「ライトストライクプロ」を厚めに採用。
一方、SLシリーズには「ライトストライクプロ」は全面に配置されたEVAの前足部のみに使用されています。

重さは27cmで240g
ジョギングシューズとしては平均的な重さです。
重いものは300gも超えてきます。
現在のランニングシューズはジョグシューズであれば300gを超えると重い部類
レース用シューズであれば220g以内なら軽い、といった相場感です。
価格:14300円
価格は他社メーカーと比較すると比較的安価な価格設定です。
他のレビュー記事でも書きましたが、
ジョギングシューズの相場は
15000円〜20000円です。
それを考慮すれば、
若干ではありますが
平均よりも安価に手に入れることができます。
厚さは33mm、ドロップは8mm
後足部の厚さは3.3cm、
前足部の厚さは2.45cm
ドロップ差は8.5mmとなります。
ドロップ差が大きれば大きいほどつま先側に
重心が自然と流れる構造となり
サポート感の強いシューズとなります。
アディゼロSLは8mmですので
ドロップ差は平均的(ややドロップが大きめ)なシューズです。
ドロップ差(低ドロップ < 5mm < 高ドロップ)
ドロップ差が小さいほど裸足に近く、
ドロップ差が大きいほどサポート感が強い。
個人の感覚で言えば、5mmを基準にドロップの大きさを考えています。
筆者のアディゼロSLの使用用途
参考までに私の使用用途を記載しておきます。
ちなみに筆者のフルマラソンベストは2時間17分台なので
1kmのレースペースは3’15秒、
ジョギングペースは4’00〜5’00程度です。
3ヶ月400km近く走ってみて、
低強度:ジョグ、中強度:テンポ走、高強度:マラソンペース以上
で使用しました。
上記の結論でも書きましたがやはりペースが上がるにつれて
使用するのは難しくなります。
元よりジョグ用のシューズですので
スピードを求めるシューズではありませんので当然ですが
一応レビュー検証のため使用しました。
低強度(1km4’00〜5’00):◎
ばっちりハマります。
クッションは他のジョグシューズと比較すると硬めです。
この硬いクッションがしっかりとしたリターン(反発)を生み出します。
クッションが柔らかすぎるシューズは、
沈み込みがある分
リターンが少ないものが多いです。
アディゼロSLはどちらかというと硬度のあるクッションに感じます。
沈み込みのみに特化したクッションシューズというより
反発もしっかりと兼ね備えたシューズであると言えます。
反発(硬さ)とクッション(柔らかさ)はトレードオフ
一般的には、反発とクッションはトレードオフの関係にあります。
柔らかいクッションシューズは履いていてふかふかするので気持ちがいいのですが
反発(地面からの反力)は受けにくいです。
一方、反発性(地面からの反力)はクッションに硬さがあると受けやすくなります。
ランニング中の足首の安定性にも関係
また、ランニング中の足首の安定性にも関係してきます。
柔らかいモデルは、足首の安定性(大きく言うと体幹の力)がないと
うまく走ることができません。
バランスボールの上を走るのを想像するとわかりやすいかもしれません。
バランスボールの上に着地するにはしっかりと関節を固める意識が必要かと
思います。
逆を言えば、ソールの硬いシューズの方が走りやすいと言えます。
しかし、その分足裏への着地衝撃は直接受けることになりますので、
自身にあったシューズを選択すべきだと言えます。
おすすめの選び方
体幹力に自信のない方にはある程度硬めのクッションのシューズを
ランニング中の足裏のダメージが気になる方は柔らかめのシューズを
選択するのがおすすめかと思います。
中強度(1km3’30〜4’00):△
4’00切るくらいからやや足回しが追いつかなくなります。
3’30/kmともなるとスピード感もあるペースになりますが、
返しが弱いなと感じてしまいます。
また、重さも感じてきます。
より反発(返しが強いシューズ)を選ぶべきだと思います。
ジョグのペースよりも速いペースで走る際は
アディゼロタクミセンや、
アディオスプロ3がおすすめです。
\スピードを追い求める方向け/
高強度(1km3’15以上):✖️
このペースでは流石に使用できませんでした。
3’15/km(マラソンペース)で何キロ走れるかを行なって見たのですが
1kmで終了しました。
スピードを出すシューズではありませんので、
当たり前ではありますが、
低強度のジョギングで使うべきシューズだと感じました。
耐久性:400km使っても現役
2022年12月から使い続けて、上記写真は3月上旬に撮影。
ですので、3ヶ月は使用していることになります。
筆者は月間600km弱走っており、シューズ5足程度を使い回していますので
概算で350km〜400km程度は使用していることになります。
その程度使用したシューズが写真の通りです。
まだまだ新品に近いくらいに感じます。
デイリートレーニングシューズとしても耐久性は非常に高いと感じます。
動画でも解説してます
動画でも使用感をレビューしています。
実際にビギナーランナー、サブ3ランナー、サブ3.5ランナーにも
履いてもらいインタビューを行いました。
合わせてご覧ください。
まとめ:安定感高めのジョグシューズとしておすすめ
以上、ADIZERO (アディゼロ)SLの商品特徴を解説し、
実際に色々なペースで使用し、
その感想をもとにレビュー解説をしました。
おすすめの用途をまとめますと、以下のようになります。
おすすめの用途
・ジョグ用のデイリーシューズ
・ただのクッションシューズではない
・クッションよりも安定感を備える
・柔らかすぎないのでサブ4や初マラソンでも使える
気になる方はぜひアディダス公式よりお試しください。
\公式ならサイズ間違いも返品可能/
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