【徹底レビュー】アバンチTYOはスパイク初心者におすすめ
アディダスのアバンチTYO、商品は気になるけど実際のところどうなんだろう?
ドラゴンフライなどの他のスパイクを比較してどうなんだろう?
こういった悩みはありませんか?
今回の記事ではアディダスから販売されている長距離用スパイクシューズ「アバンチTYO」の商品レビューをしたいと思います。
2024年4月に新作のアバンチが発売されました。
そちらも実際に履いてレビューしております。▼
目次
購入経緯
まずは購入に至った経緯です。
・セールでお買い得であったため
・アディダスの厚底シューズにハマったため
セールでお買い得であった
アディダス公式では、カラーによっては20,900円が14,630円で購入することができます。
アディダスは毎年カラーリングを変えて新色として発売を続けています。
ですので、過去カラーは公式HPでは安く購入することができます。
このように、ちょうどセールのタイミング(新色が発売されるタイミング)であったため購入することにしました。
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アディダスのシューズにハマったため
ここ最近のロードレースではアディダスのアディオスプロ3を着用していました。
元々、ナイキのシューズを使っていたのですが、アディオスプロ3に使われている「ライトストライクプロ」の感覚が好きで
マラソンレースでは乗り換えて使っていました。
アディダスのランニングシューズシリーズの中でも
より競技者向けに作られた「アディゼロ」シリーズ。
この「アディゼロ」シリーズのミッドソール素材に使われている素材で
推進力とクッションの両立が取れた素材です。
そのため、トラックレースでも使用できるスパイクもアディダスのシューズを試してみたくなり購入しました。
今回紹介するアバンチTYOにももちろん「ライトストライクプロ」が使われています。
アディオスプロ3のレビュー記事
▼アバンチTYOは動画でも紹介しています▼
商品詳細
名称:アバンチTYO
前作はアバンチというモデルになります。
プレート:エナジーロッド採用
グラスファイバー素材のエナジーロッドを採用しており、
この剛性のあるプレートが着地時〜離脚時にしなることで前への推進力が生まれます。
広く普及する、ナイキのスパイクシューズである
ドラゴンフライにはPEBAX素材のプレート、
エアズームビクトリーにはカーボンプレートを搭載しています。
またOnのCloudspikeもカーボンプレート搭載です。
筆者の感覚的には、
扱いやすさは、グラスファイバー>>PEBAX>カーボン。
推進力は、カーボン>PEBAX>>グラスファイバー。
▼素材の詳細はこちらの記事を参照ください▼
ミッドソール:ライトストライクプロ採用
こちらのアバンチTYOには「ライトストライクプロ」が採用されています。
前作のアバンチには採用されていなかった素材で、
このミッドソール素材がクッションを産んでくれます。
ライトストライクプロとは…
アディダスのランニングシューズの中でも
「1秒でも速く走る」をコンセプトに制作される「アディゼロ」シリーズ。
そのアディゼロシリーズに採用されているミッドソール素材
クッション性、反発性、軽量性どれをとっても最高レベルだと言えます。
重さ:158g(26.5cm)
158g(26.5cm)でした。
タクミセン9が190g、アディオスプロ3が215gです。
比較した通り、非常に軽いです。
他社のスパイクと比較するとドラゴンフライが26.5cmで133gです。
これは後述しますが、
アバンチTYOが厚底ロードシューズをスパイクにしたという特性があるためと感じます。
前作アバンチと比較
前作のアバンチも所持しておりましたので、比較してみます。
26.5cmで141gとなっております。
重さのみでいうと17g増量となっています。
これはクッションのボリューム分重くなっていると言えます。
昔のスパイクはとにかく軽さ重視というものが多く、
クッションがあるスパイクシューズは皆無でしたので…。
一番上がナイキのドラゴンフライ、真ん中がアバンチTYO、下がアバンチ。
水色の棒の長さは一緒ですので、アバンチTYOのクッションの厚さが一目瞭然。
カラー:4カラー
カラーは現在4カラーあります。
そのうち2色が現行カラーとなりますので定価価格となります。
過去カラーは30%オフで購入することができます。
性能は同じですので、気に入るカラーがあればセールカラーを狙った方が良さそうです。
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実際に使用してみる
実際にトレーニングやレースで使用してみたのでそちらの感覚をレビューしたいと思います。
サイズ感
筆者は26.5cmで購入しました。
マイサイズは27cmですが、アディダスの最近のシューズは26.5cmで使用することが多いので今回はマイサイズからハーフサイズ下げで購入しました。
最初履いた時はやや大きく、サイズ交換を考えましたが
マイサイズからの大きなサイズ調整は個人的には過去の経験でぴったりくるということがなかったのでこのまま履くことにしました。
やや大きい気がしていましたが実際に使用を繰り返すと足に馴染んできました。
アディダス公式で購入すれば、1ヶ月間はサイズ交換や返品も可能ですので
安心して購入できました。
ここから実際に使用した感覚をお伝えします。
おすすめできるポイント
※アバンチTYOの前足部と後足部のドロップレス感がよくわかる。
前足部までクッションが厚くドロップが少ないので
普段のロードシューズのように履くことができます。
また他のスパイクシューズと比較して履き口が深いため
しっかりとフィットさせて履くことができます。
この辺りもロードシューズをメインで使用している市民ランナーや
マラソンメインで行っている方からすると足に馴染みやすいかと思います。
![](https://runner-yukiyamada.com/wp-content/themes/yukiyamada-template/icon/icon_author.png)
おすすめできないポイント
いいところは悪いところの裏返しだと言えます。
クッションがしっかりしているので足裏へのダメージは少ないものの、
接地感をダイレクトに受け取ることができないので、
接地感を大事にされる方にはおすすめできないかもしれません。
また、
履き口の深さも、フィット感を生むのはいいのですが、
その分重さが出ているのかなという印象です。
性能として比較されるのがナイキのドラゴンフライかと思いますが、
軽さという点ではドラゴンフライに軍配が上がります。
しっかりとしたホールド感をとるか、重さをとるかになるかと思います。
1500mでも使える?
長距離用のスパイクも種目によって履き分けるランナーもいます。
実際に800m〜3000mまでの長距離の中でも短い距離用のシューズ、
3000m〜10000mまでの長距離シューズと用途が分かれます。
今回紹介するアバンチTYOはどちらかというと長距離用のシューズとなります。
1500mなどの短い距離での使用を想定した「アンビション」というスパイクシューズがあります。
では実際に1500mなどの短い距離で使えないのか、というと
私レベルではそんなに違いを感じませんでした。
中距離向けのスパイクは、プレートが硬く、
より力強い着地で踏み込むことで大きなリターンが返ってきます。
しかしこれは大きな筋力が必要ですので、アバンチTYOのように硬さのないシューズもあり、
こちらは筋力を要しないので長距離向けとなります。
実際にアバンチTYOを1500mのレースや300m程度の練習でも使用しましたが、問題なく使用できます。
私のようなマラソンから陸上競技にのめり込んだランナーであれば、問題なく使用できると思います。
![](https://runner-yukiyamada.com/wp-content/themes/yukiyamada-template/icon/icon_author.png)
ドラゴンフライとの違いは?
ナイキのスパイクシューズ、ドラゴンフライとの違いも気になる方も多いと思います。
筆者は両シューズ使用していますので、比較してみたいと思います。
▼動画で履き比べ▼
大きな違いは…
・足入れした時の履き心地
・クッションの厚さ
と感じます。
足入れした時の履き心地
アバンチTYOに関しては、足入れした時の足首周りのフィット感があります。
ロードシューズのようなしっかりとした硬いフィット感があります。
スパイク特有の履き口の浅いシューズが苦手な方にはいいかもしれません。
スパイクって収まりが悪いというかスポッと脱げそうになるのが苦手なんですよね…
ドラゴンフライ➡︎踵のおさまりが悪い
アバンチTYO➡︎踵がフィットする
クッションの厚さ
ドラゴンフライと比較すると後足部分はほぼ一緒なものの、
前足部分に関しては、大きく違いがあります。
アバンチの方が前足部まで厚みがあります。
より地面の感覚を掴みやすいのはドラゴンフライ、
クッション性をより感じやすいのはアバンチTYOとなります。
まとめ
以上、アバンチTYOのレビューをまとめると
・ロードシューズにスパイクのピンを取り付けたような履き心地
・そのため、普段のロードシューズのように扱いやすい
・その分、接地感を感じにくく超エリートは別モデルがいいかも
・スパイクの最初の1足や、冬季練習からシーズンインに向けたつなぎに良い
となります。
ぜひセール価格の商品はサイズ欠けも早いので、気になる方は
セール価格で手に入れてみてはいかがでしょうか。
\セール品はサイズ欠けも早いです!/
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