【レビュー】Shokz OPENFIT 2+ は調べるほど想像以上の価値を感じる
Shokzより2025年8月28日に発売される
OPENFIT 2+ですが、
今回はShokz様より商品レビューの依頼を受けましたので
ハードな利用を想定されるランナー目線でも含めながら、
忖度なくレビューしたいと思います。
さっそく、
個人的なレビュー評価としては、
ランナーとして欲しかった機能が遂に搭載されたこと
オーディオメーカーとしての妥協のないオーディオ技術を搭載されていること
が魅力な高性能イヤホンだと感じました。
プレゼントや、
性能を妥協せずイヤホンを選びたい方には
オススメと言えます。
目次
Shokz OPENFIT 2+ とは
OPENFIT 2+は、Shokzから2025年8月28日発売されるオープンイヤー型のイヤホンです。
以前紹介したOpenRun Pro 2が一体型であったのに対し、
こちらのOPENFIT 2+は左右独立型のイヤホンです。
また音の伝え方に違いもあり、
骨伝導のOpenRun Proに対し、
OPENFITシリーズは空気振動による音を耳に届けています。
主な特徴と仕様
OPENFIT 2+の主な特徴は下記の通りです。
・オープンイヤー初?!物理ボタンを採用
・新シリコン素材【Shokz Ultra-Soft Sillicone™ 2.0】の着け心地が抜群にいい
・低音が魅力的な大口径のドライバー+高音カバーのShokz DualBoost™テクノロジー
それぞれ下記で詳細を解説します。
オープンイヤー初?!物理ボタンを採用
OPENFIT 2+にはイヤホン部分に物理ボタンを採用しています。
下記で解説する使い心地のレビューでも後述しますが
ランナー目線(&ハードな利用)での使用感としては、
とても嬉しいポイントです。
ハードなトレーニングや雨の日のトレーニングでも、
物理ボタンなので誤動作を起こさず快適に使うことができます。
※もちろんアプリ上で物理ボタンからタッチ操作に切り替えることも可能です。

シリコン素材で着け心地が抜群にいい
Shokz Ultra-Soft Sillicone™ 2.0素材をイヤホン本体に採用されており、
長時間着用時の耳への圧迫感を防いでくれます。
前作のOPENFIT と比較してもこの弾力性です。
▼シリコンの柔らかさを動画で確認する▼
1万円以下のイヤホンには
シリコン素材を採用されていないものも多く、
着用時のストレスを感じたくない方は、
とてもオススメの特徴と言えます。

低音が魅力的な大口径のドライバー+高音カバーのShokz DualBoost™テクノロジー
搭載ドライバーは17.3mm相当の大口径ドライバーを搭載。
このドライバーの大きさは音楽の厚みを作る低音を
よりリアルに再生する重要な役割を持ちます。
ドライバーサイズは10mmを超えると比較的に大きなドライバーといえますが
この OPENFIT 2+は17.3mmと大口径のドライバーを搭載しています。
参考までに前作 OPENFIT は16mm相当となっています。

そしてこのOPENFIT 2+の魅力は、
もうひとつドライバーを搭載したデュアルブーストが魅力といえます。
もうひとつのドライバーは高音域をカバーするようで、
結果、低音〜高音域まで広くカバーする設計になっています。(公式より)
一般的に、大口径ドライバーは低音を綺麗に再現し、
音に迫力を持たすことができます。
一方、小口径ドライバーは高音域を得意領域としています。
ですので一般的なワイヤレスイヤホンにおいては、
軽量性が重要視される商品カテゴリーなので
低音の再現が苦手とされています。
ドライバーが大きくなることで重量が増えるので、
低音域の迫力を取るか、軽量で着用感を取るか、
のどちらかになります。
しかし、このOPENFIT 2+は大口径ドライバーを搭載しながらも
さらに、高音域もカバーするための小さなドライバーも搭載。
それでいて片耳9.4gの軽量性も実現しています。
ただし、
これだけの大口径ドライバーに高音カバーのドライバーまで搭載していますので、
前作と比較すると重量は少しだけ重くなっています。
(前作片耳8.3g➡︎今作は9.4g)
当然、この程度の重さの変化は着用時の使い心地にはそこまで影響はありません。

その他の特徴
防水機能IP55
防水防塵規格はIP55。
これは、
防水レベルはあらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない
防塵レベルは塵埃の侵入を完全に防止できないが電子機器の動作には問題がない
となります。
防水のレベルに関しては
レベル5の【雨の影響を受けないレベル】
一つ上の防水レベル6が【強力なジェット噴流水も影響を受けない】
ですので、
雨はOK、大雨はやや心配…というレベルかと思われます。
また防塵性能もレベル5。
埃や砂の舞うようなハードな環境でも使うことができます。
AIノイズキャンセリング機能
AIノイズキャンセリングを搭載し、
雑音を排除し音の聞こえを一定提供してくれます。
実際に使っていると、
オープンイヤー型としては他のものと比較しても
再生音楽を聞き取りやすい印象があります。
再生時間:イヤホン単体で11時間
連続再生時間性能も非常に高い印象。
イヤホン単体で11時間。
本体込みの連続再生時間は48時間。
さらに急速充電にも優れ、
10分充電で2時間再生可能と
日常使いから超エンデュラス系のスポーツシーンまで
充電を気にせずに使うことが可能です。
デザインと装着感
実際のOPENFIT 2+のデザインと使用した装着感を
実際に届いたギフトボックスを開封しながら
徹底的にレビューします。
今回開封するギフトボックスは、
先着300個限定のギフトボックス。
価格は単品と同じ27,880円ですので
気になっている方は、
ぜひギフトボックスで手に入れてください。
開封実況:豪華なパッケージ
今回はギフトボックスを開封。
製品の豪華さもさることながら、
届いた時の高揚感など
商品が届いた時の嬉しさの演出にもこだわりが感じられます。

特別なプレゼントなどにもオススメできそうです。
ギフトボックスには、
・OPENFIT 2+本体
・OPENFIT 2+専用ケース
・トートバック
・NFCコースター
が同梱されています。
OPENFIT 2+は
マットブラックのシックなカラーリング。
Shokzのロゴの刻印。
本体を開けると、充電器本体にボタンが付いています。
このボタンでBluetoothの登録設定を行います。
Bluetoothの登録設定は簡単。
ボタンを押すとランプが点灯しますので、
登録したいデバイスでOPENFIT 2+の表示が出たらセット完了。
さっそく使用してみます。
音質評価
実際に使ってみます。
低音域のキレイに再現する大口径ドライバーに
高音域をカバーする小口径のドライバーの
Shokz DualBoost™テクノロジーで
音質は非常に素晴らしく感じます。
低音の再現性も高く、
オープンイヤー特有のシャカシャカした音が気にならず
音楽への没入感が楽しめます。
映画の音響でも使われるDolby Audio を搭載
そして今回のOPENFIT 2+にはDolby Audio が搭載されています。
これによりオープンイヤーイヤホン特有のステレオ音源に広がりを感じることができるようになり、
より深く音楽を楽しむことができます。
Dolby Audio(ドルビーオーディオ)
Dolby Audioは、
映画やテレビ、音楽などのために開発された
高音質で臨場感あるサウンドを実現する技術のこと。
「空間オーディオ」と呼ばれ、
前後左右にスピーカーが置かれていて、
音の一つ一つがあらゆる方向から
聞こえてくるような音を再現します。
これは主に5.1chや7.1chといった「チャンネルベース」のサラウンド音声方式を用い、
決められたスピーカー配置で音を再現します。
この「5.1ch」や「7.1ch」とは、
スピーカー(チャンネル)の配置と数を表す言葉です。
例えば、5.1chオーディオの場合の音源イメージは
前後左右に5個のスピーカーを配置、
1は低音カバーのスピーカーを1個配置している
ということを意味します。
通常だと、イヤホンには左右一個ずつのスピーカー【ステレオタイプ】のものがほとんどなのですが
今回のOPENFIT 2+ではDolby Audioを搭載しており、
最大で7.1chの臨場感のある音を聴くことができます。
このDolby Audioは映画館向けに開発されたオーディオですので、
映画館のような大迫力な音を楽しめるようになっているというわけです。
DolbyAudioを使っている感覚を説明すると、
一つ一つの音がクリアに聞こえるようなイメージです。
一般のステレオタイプでは音が潰れるような音源になりますが、
Dolby Audioではドラムの音、ギターの音、ベースの音などの
ひとつひとつの音が鮮やかです。
通常オープンイヤーのイヤホンはステレオオーディオは普通ですので、
OPENFIT 2+の音質は非常に大迫力なオーディオ体験が可能です。
ただし、まだ活かしきれていない印象…
このDolby Audioを利用するには
音楽再生アプリの音源自体が対応していないと利用できません。
筆者が使用しているAmazon musicにも対応音源はあるものの
まだまだその数は少ない印象。

YouTubeの動画でも、
Dolby Audioモードで再生しましたが、
なんだか音がこもる印象でした。
やはり、Dolby Audio再生可能な状態で提供される音楽を聴くときに使うと
音を楽しむことができると思います。
今後、対応するプラットフォームが増えてきたときには
重宝されると思います。
装着感:シリコン素材【Shokz Ultra-Soft Sillicone™ 2.0】が快適
装着感も素晴らしい。
夏場の約2時間のロングランでも着用してみましたが、
装着していることによる耳が痛くなるなどのストレスもなく、
汗でずり落ちるということもありませんでした。
上記、オススメな点でも紹介しましたが
前作OPENFIT に採用されていたシリコン素材がアップデートされ、
今作には【Shokz Ultra-Soft Sillicone™ 2.0】という
新たな素材が採用されています。
イヤホン本体を触っても普通のものと変わりないように感じますが、
長時間着用した後の耳の圧迫感の少なさを感じることができますので、
素材の快適性は感じられます。
前モデルとの比較:OPENFIT 2からの進化点
OPENFIT 2,OPENFIT 2+,OPENFITの性能を比較してみます。
OPENFIT 2+ | OPENFIT 2 | OPENFIT | |
発売日 | 2025年8月28日 | 2025年1月16日 | 2023年1月20日 |
価格 | 27,880円 | 25,880円 | 24,880円 |
連続再生時間 (単体/ケース) |
11時間/48時間 | 11時間/48時間 | 7時間/28時間 |
ドライバー | Shokz DualBoost™テクノロジー 17.3mm相当 |
Shokz DualBoost™テクノロジー 17.3mm相当 |
1つのドライバー
16mm相当 |
IP規格 | IP55 | IP55 | IP54 |
オーディオ | DolbyAudio | – | – |
シリコン素材 | Shokz Ultra-Soft Sillicone™ 2.0 | Shokz Ultra-Soft Sillicone™ 2.0 |
リキッドシリコン
|
ボタン | 物理/タッチ | 物理/タッチ | タッチ |
ワイヤレス充電 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
基本性能はOPENFIT 2+とOPENFIT 2は同規格です。
この二つの違いは
・空間オーディオDolby Audioを搭載したこと、
・ワイヤレス充電に対応したこと
です。
価格差は2000円で、上記二つのアップデートに魅力を感じるようでしたら
OPENFIT 2+をオススメします。
まとめ
以上Shokzより新たに発売されるOPENFIT 2+をレビューしました。
高級価格帯なイヤホンではありますが、
・物理ボタン採用での操作性UP
・Type Cでの充電に加えワイヤレス充電対応
・高性能ドライバーShokz DualBoost™テクノロジーを採用
・空間オーディオDolby audioを搭載
と価格以上に優れた性能となっているかと思います。
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