RunningBasement

記事詳細
Item Review

当サイトはAmazonアソシエイト・アフィリエイト広告を利用しています。

【徹底レビュー】ミズノネオビスタ2はどんな人におすすめ?

今回はミズノより2025年6月に発売された

ミズノネオビスタ2を

実際に履き込んだ感想を盛り込みながら徹底レビューし、

そして、

どんなランナーにおすすめなのかをお伝えしたいと思います。

 

さっそく結論ですが、

フカフカの柔らかめ反発高めのクッションでスピードに乗れるシューズであり、

エリートランナー向けかと思われますが、

搭載されているグラスファイバー性のプレートが安定性に寄与し、

思ったよりもいろんなランナーさんに扱えるんじゃないかなと思います。

 

私の想定としては、

・サブ2.5以上のエリートランナーには、

テンポアップジョグや比較的ペース設定のゆるいロング走に

 

・サブ3レベルであれば、

あまりガツガツとした設定ではないペースランニングや

テンポインターバルに

 

・サブ3.5〜サブ4くらいのランナーには、

反発もありながら、しっかり蹴り出すタイミングを意識しやすいスピード練習用に

 

使えるんじゃないかと思います。

 

本文では実際の実装レビューや、

使い込んでの考察で、

より深掘りしていきます。

今回の記事はミズノさんからの提供ではありますが、

忖度ないレビューでお願いしたいということでしたので

正直なレビューをしたいと思います。

 

このブログの根拠

山田祐生
【プロフィール】
・高校時代陸上部(目立つ成績はありません泣)からブランク10年
・フルマラソン:未経験➡︎2時間17分台
・5000m:14分15秒、10000m29分52秒
全ての記録をセルフコーチング。

 

ネオビスタ2のどこに惹かれた?

私自身は以前より、

ネオビスタ2の姉妹シューズである、

ネオゼンを愛用しておりました。

実際に、こんなにいいシューズがなぜみんな興味をそそられないのか?

というテーマで動画を一本作るほどですし、

ネオゼン自体も愛用しています。

 

そういった動画や発信に

ミズノ様が興味を持って頂けたようで、

「ネオビスタ2という新作シューズを発表しますので、ぜひ履いてみてください」

とご連絡をいただくことになりました。

 

そういった経緯で

今回は提供という形でネオビスタ2を手に入れましたが、

ネオゼンシリーズを気に入って履いていた私ですから、

そのネオゼンにプレートが入って扱いやすいという、

【ほぼ上位モデル】であるネオビスタ2も

おそらく自身で購入してでも履いてレビューしていたことでしょう。

 

 

 

ネオビスタ2を実際に履いてみて:思ったよりも安定より

 

まずは着用しクッション性能のチェック。

クッションはブヨブヨの超柔らかめのソール。

足へのダメージを一切寄せ付けないレベルでクッションが柔らかく受け止めてくれます。

これは期待が高まります。

 

柔らかいクッションで横ぶれしないように内側はクリ抜き構造

柔らかいクッションで横ぶれしないように内側はクリ抜き構造

 

今回様々なペース帯、LSD〜マラソンペース程度の強度で使ってみました。

使ってみて感じたのは、

思っていたよりも安定よりな性能で

スピードにガシガシ乗せていくようなシューズではないなと感じました。

 

しかしそれは

一般的なデイリートレーナーと比較してではなく、

ネオゼンとの比較に置いてです。

 

ネオビスタの姉妹モデルであるネオゼンはスピードのノリがいい

ネオビスタの姉妹モデルであるネオゼンはスピードのノリがいい

 

他のデイリーシューズに比べれば非常にテンポよく走ることができます。

しかし、

ネオゼンと比較すると

価格的にも、ミズノの魅せ方的にも下位モデルであるネオゼンの方がスピードが出ます。

 

 

ネオゼンとの比較:ビスタ2の方がスピード性能は劣るが安定力がある

ネオゼンの方が、

グニョグニョの柔らかく反発のあるクッションに対して

足抜けのタイミングを合わせにくい印象ですが、

きっちり心地よく走れた時のライド感は異常です。

ただし、

走りのコンディションがいい時、に限ります。

足が疲労している日のジョグでは、

足もなかなかテンポ良く上がりませんので

クッションとのタイミングが合いません。

そうすると柔らかすぎるクッションがマイナス要素になります。

 

筆者
ネオゼンのクッションはビスタと比較してもとても柔らかい!

 

足抜けが悪いため、長い時間、足元の悪い接地面でバランスを取る必要があります。

これがネオゼンのいいところでもあり、

悪いところでもあるのですが、

ネオビスタ2は、

ネオゼンのように調子のいい時にはきっちりスピードにもある程度乗せてくれますし、

コンディションが悪く疲労している足抜け悪いなという日のジョグでも、

プレートが安定性をもたらし、

心地よく使える感覚があるのです。

 

名前
ネオビスタ2は、プレート搭載=ネオゼンよりもスピードが出る

というわけではありませんでした!

 

ネオビスタ2の使用用途:ジョグからモデラートまでカバーするオールラウンダー

調子悪い、疲労時でもきっちり安定性のある走りができて、かつ、

調子のいい時にはテンポアップして心地よく走ることができるシューズです。

※ネオゼンの方が個人的にはスピードに乗せれます。

 

 

 

ネオビスタ2のサイズ感:ハースサイズ下げ

実際に履いてみるとマイサイズではやや縦幅が広い印象。

ハーフサイズ下げて購入するのがおすすめです。

 

参考までに筆者のシューズのサイズ:ミズノ:

ネオゼン➡︎26.5cm

ウェーブリベリオンプロ➡︎26.5cm

ネオビスタ2➡︎26.0cm

 

他メーカー:

ナイキボメロ18➡︎26.0cm

アディダスEvoSL➡︎26.5cm

 

フィット感はややマイナス

 

アッパーのニット素材は足あたりはいいものの、

フィットするような感じはありませんでした。

また、かかとに関してもピッタリフィットという感じでもありません。

 

ジョグ〜テンポ程度を想定したシューズなので、

僕はそこまで気にならず、

むしろこのくらいのリラックスフィッくらいがちょうどいいですが、

フィット感を求める方にはややマイナスに感じるかもしれません。

 

 

ネオビスタ2はどんなランナーにおすすめ?:エリートランナーならテンポアップ〜リカバリーまで

以上を踏まえて、

私的にはこのネオビスタ2は

普段からジョグのスピードもそこそこ速く

ジョグがリカバリー的な要素ではなく、

有酸素の土台作りとして

取り組まれているエリートランナーには、

有酸素ランに最適かと思います。

 

さらに前述した通り、

シューズの安定性も高いので

通常のジョグにも使えます。

 

筆者
ジョグから有酸素まで使える万能シューズ!

 

筆者の実際の使用用途

ちょっと今日明らかに疲れているな…

ペースは決めずに5’00/km切らなくてもいいや

という日には使いません。

 

通常のジョグの日だけど、

ある程度速度持ってトレーニングしたいな…

4’10~3’50/kmくらいでは巡航したいな、

と思う日に好んで履いています。

 

 

サブ3前後のランナーのテンポシューズ

少しレベルを落としてサブ3前後のレベルの方なら

LT系のテンポインターバル、

ロング走などに使えると思います。

 

 

サブ3.5〜サブ4ランナーのスピードシューズ

 

スピード練習でもある程度、接地の長いこのレベルのランナーであれば

ネオビスタ2のように接地時に安定感のあるシューズが

スピード練習にも使えると思います。

 

 

 

 

 

 

ネオビスタ2の商品詳細

ネオビスタ2の特徴は下記の通りです。

 

ミッドソール:MIZUNO ENERZY NXT(新旧)の2層

上層部には超臨界発泡技術で柔らかくしたソール、

下層部には、あえて超臨界発泡技術していない前作のソールを採用し

クッションの反発性・柔性を出しながらも、

前作から大きく履き心地を変化させないような設計です。

 

筆者
前作の乗り心地は残しながらより柔らかく反発のあるモデルに!

 

ミッドソールの高度は非常に柔らかい。

比較すると、他メーカーよりは柔らかい。

ネオゼンよりは硬め、な印象です。

 

 

 

ソールの構造:SMOOTH SPEED ASSIST

ふくらはぎの疲労を軽減するミズノの独自の構造。

ミッドソールに厚みを持たせた形状で、

前足で接地してもミッドに重心が乗る構造になっており、

重心を足関節の真下に持ってくるような設計

この構造によって足部底屈トルクを少なくしています。

 

グラスファイバー性のプレート搭載

ナイロンプレートが搭載されています。

このプレートは推進力を出すものではなく、

接地時の安定性を出すためのものとなります。

 

重さは片足239g(26.0cm)

シューズの重さは26.0cm、片足で239g。

デイリーシューズとしては軽量ですが、

スピードを出すには数字的には、

やや重たい部類になるでしょうか。

 

実際に使ってみると、

重さはそこまで感じることはありませんが、

モデラートなど、スピードをある程度出したい時に使うことを考えると

210~220g程度まで軽量になれば、

さらに良さが出るシューズではないでしょうか。

 

アッパー:シームレスなニット素材

アッパーは縫い目をなくした、シームレスな構造。

フィット感は少ないものの、リラックス感は高く感じます。

スピードを出すにはもう少しフィットして欲しいかもしれませんが、

ジョグやジョグの延長の中強度程度であれば、

全く問題ないリラックスフィット。

 

中敷は取り外し可能

中敷の洗濯も簡単にできます。

 

 

 

 

ネオビスタ2のここが好き:クッション性能

ミッドソールの柔らかさはピカイチです。

私自身、仕事柄いろいろなランニングシューズを履いてレビューをしていますが、

ミズノエナジーネクストのミッドソールの柔らかさは群を抜いて高いです。

 

とにかく柔らかく、

接地時の柔らかさが特徴的で個人的には好みです。

 

 

ここが今ひとつ:フィット感不足

いいところと悪いところは表裏の関係かなと思います。

履く人によってはこの柔らかすぎるソールが苦手な方も多いことでしょう。

腱反射によるSSCをうまく使えずに走っている方には

このシューズは履きこなすのが難しく感じるでしょう。

 

また、

フィット感も決していいとは言えません。

シームレスなニットアッパーは、

圧迫感のないストレスフリーな心地良さを作り出していますが、

ピッタピタのスキンフィットという感じではありません。

 

筆者
シューズに一番求めるのはフィット感!という方には向かないかも!

 

まとめ

今回はミズノネオビスタ2をレビューしました。

まとめると、

他のシューズにはない、クッションの柔らかさ、

そこに、

柔らかいことによる不安定感を軽減するナイロンプレートを搭載。

 

これにより、安定感のあるふかふかのクッション感を提供してくれるシューズです。

 

接地の長いエントリーランナーには向かないものの、

バネを活かした走りができる方にはおすすめのシューズと言えます。

 

【動画でも紹介しています】

 

 

その他の投稿