【レビュー】サッカニーエンドルフィンプロ4は安いだけじゃない!肩張れるレベルに進化!
今回の記事では、
24年2月29日にサッカニーより発売された
エンドルフィンプロ4を徹底レビューします。
こちらの記事では、
読者の皆さんが気になるであろうポイントである
- ・3と比較してどうなのか?
- ・重さは他メーカーと比較してどうなのか?
- ・安かろう悪かろうなのか?
- ・実際使えるシューズなのか?
あたりを中心にしながら
実際に使用してみてのレビューで解説します。
ぜひ最後までお読みください。
目次
実際使える?さっそく結論は「評価高くおすすめ」
さっそく、エンドルフィンプロ4は実際にレースで使えるかどうかのはなしですが、
トレーニングで使った感触としては、
筆者自身の足との相性は良くレースで使っても良さそうだなと、
ポジティブな感想となりました。
そう感じた点は2点あり、
- ・ファーストフィッティングの感触の良さ
- ・着用時のトレーニングの消化状況
です。
何より、最初に履いた時に「おっ!いいな!」と
思えるくらい感触が良かったです。
シューズの軽さも比較的良好で、
ミッドソールの柔らかさも感じることができました。
後ほど詳細に解説しますが、
シューズの重さは片足208g(26.5cm)と非常に軽いです。
また、ミッドソールは非常に柔らかく
歩行程度の、”体重をそこまでかけない重心移動”でも
大きく沈み込みを感じます。
実際にトレーニングで使用
実際にトレーニングで使用してみました。
使用したトレーニングは40kmロング走。
ペースは3’50〜3’40/km
このペースでのロング走はレースペースの85%程度で、
筆者にとってはマラソンに特異的な難易度の高いトレーニングと言えます。
最初に感じたミッドソールの柔らかさも感触よく、
しっかりトレーニングをこなすことができました。
トレーニング結果は、Ave3’42(最速3’25/km)。
想定よりも質高く走れたのはこの、
エンドルフィンプロ4の性能の高さを伺えます。
(※この他にもロング走数回、スピード練習、ジョグと使用しても同じような感覚を感じました。)
マイナス点は1点
使っていてマイナスに感じたところもありました。
それはスピード面でどうか?という点。
スピードを出すためには足抜けの良さが必要になるのですが、
ややその点はマイナスポイント。
距離走のはじめは足抜け良くないかな、と感じていました。
ただ、上記の通り使用したトレーニング内での
最速ラップは3’25と、ほぼ筆者のマラソンペースの速度帯も対応でき、
ラストも大きくペースを崩すことなくこなせています。
テンポ走でも使用
テンポ走でも利用しました。
6kmのテンポ走はAve3’18/kmとほぼマラソンペース。
スピードのノリはイマイチなのかなと感じました。
以上のトレーニング結果から…
足にエネルギーを温存できるスタミナ寄りのマラソンシューズと感じました。
3と比較してどうなのか?
前作であるエンドルフィンプロ3も試してみます。
今回、シュースクという月額制の
シューズのサブスクサービスを利用し、
エンドルフィンプロ3と比較します。
前作から柔らかさが増してアップデート
前作からのアップデートは、
①ミッドソールが感じ取れるほど柔らかくなっている。
②アウトソールを格子状にすることでグリップ力と軽量化を図っている点、
③アウトソールの幅が広くなっており、安定感が増加している。
ミッドソールは、前作のPWRRUN PBのみから、
PWRRUN PBとPWRRUN HGの二層構造にアップデート。
このPWRRUN HGはサッカニーの最上位モデル【エンドルフィンエリート】に採用されている
柔らかさに優れている素材。素材はPEBAを使用。
このPEBAは今はレーシングシューズではこの素材を使っていない時点でマイナス。
そのくらいエネルギーリターン性の高い素材となっています。
今作よりプロ4はこの素材との二層構造になり柔らかさが増した印象。
▼ソールの素材をまとめた記事はこちら▼
軽くするところは軽くして、重くなる分は目を瞑り重くする。
結果としてシューズ自体はやや重くなっています。
ここは少しだけ残念ポイント。
レーシングシューズには、やはり軽量化を求めたくなります。
ただ重くなったとしても、片足わずか4g。
この程度なら許容範囲でしょう。
ただ、いいシューズなので…辛口でコメントしますが…
今後アップデートで、重さを度外視するような方向になって欲しくないなと思います。
ソールの幅(中足部)が広くなり安定感が増しているので、
万人受けするシューズとなったと言えるでしょう。
4を履いた後に3を履くと
たしかに安定感は高くなったなと感じます。
3は、前足接地した際にややぐらつくかなと感じました。
アウトソールのグリップは格子状になり、軽量化。
ぶっちゃけると…
3のグリップを見た時に、
「ほんとにレーシングなのか…?
ジョグシューズと一緒なんじゃ…」
と思うような、
“原価安いけど重い”の代表的なグリップが配置されています。
今作では、
いわゆるメーカーのオリジナル的なグリップとなりました。
ちょっとしたポイントですが、
グリップベタ張りよりは、
機能性を落とさず軽量性を図るために
しっかりと計算された
グリップのデザインは惹かれるものがあります。
【詳細な比較レビューはこちらより】
重さは他メーカーと比較してどうなのか?
筆者の手持ちのシューズで重さを比較してみます。(下表参照)
軽さという点においては優位に優れていると言えそうです。
重さの感覚
感覚的には…
230g前後はやや重い、
200~210gで重さは気にならない、
200g以内なら他と比較しても軽いなと感じるシューズだと思います。
メーカー | NIKE | NIKE | adidas | asics | asics | NB | MIZUNO | サッカニー |
シューズ | AF1 | VF2 | AP3 | MS Sky | MS Paris | SCv4 | RP2 | Epro4 |
重さ | 210g | 195g | 219g | 207g | 182g | 229g | 205g | 208g |
安かろう悪かろうなのか?
エンドルフィンプロ4の利点は価格。
定価24000円で他メーカーと比較しても非常に価格は低く抑えられている。
安い分性能が低いと思われるかもしれませんが、
実際には性能は高いなと感じる部分もあり、
“価格に対しての性能の高さ”というコスパを考えれば、
高評価です。
性能紹介
シューズ名:サッカニーエンドルフィンプロ4
価格:24000円
ミッドソール:PWRRUN HGとPWRRUN PBの二層構造
プレート:カーボンファイバープレート搭載
公式サイトはこちら(外部リンク)
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