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【レビュー】アディダスSL2はもはやデイリートレーナーではない

今回はアディダスの中でも

スピードをコンセプトにしたシリーズ【アディゼロ】。

このアディゼロの中のデイリーシューズadezeroSL

2024年アップデートして、

SL2として発売されたということで購入してきました。

 

早速ですがこのシューズ、

この価格帯で購入できるテンポシューズとしては

頭一つ抜けたシューズと言えると感じました。

 

ジョグシューズとして発売するには性能が高すぎる、

そんな感想すら出てくるほど最高な仕上がりとなっています。

 

名前
高い性能はどうしてもトレードオフも潜みます。

 

非常に高い性能を持ちますが、

いくつかマイナスとなる点もありました。

こちらの記事では良い点、悪い点を詳細に解説したいと思います。

 

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アディダス公式

▼動画でも解説▼

 

 

購入経緯:スピードジョグ用

筆者がジョギングで使用のメインシューズとして

愛用しているのは「ゲルニンバス」

非常にフカフカのマキシマムクッション系のシューズで

楽しく走ることはできますが、

スピードを出すようなトレーニングではやや不向きです。

 

例えば、

トレーニングの基礎期間には有酸素能力の開発に

有酸素ランを行いますが、

ゆっくり走れば良いわけではありません。

 

ゆっくりゆっくり走って有酸素が改善されるのであれば、

歩いても良いはずです。

やはりジョグのペースにも上限下限があるはずです。

 

有酸素の開発には50%Vo2max以上の速度で走ることが

必要とされています。

この速度帯でのジョグでは上記のゲルニンバスはやや役不足です。

 

名前
筆者の場合4’15/knより速いペースのジョグです。ニンバスだとちょっときつい…笑

ここではわかりやすく「スピードジョグ」と書きます。

ゲルニンバスはやや役不足…
ゲルニンバスのようなマキシマムクッションシューズはクッションがふかふかすぎる/シューズがやや重い

ということもありスピードは出しにくいです。

 

 

 

そういったスピードジョグで使用するシューズとして

スピードも出しやすく、故障のリスクも少なく耐久性のあるシューズとして

このSL2を購入しました。

 

スピードジョグとして前作SLを使用しており気に入っていましたので

アップデートとともに買い替えです。

 

その他スピードジョグ用シューズ

その他スピードジョグで使用したい時に使用していたのは

Onクラウドモンスターか、

レーシングシューズとして使い倒してトレーニング用としていた

カーボンシューズを使っていました。

 

名前
プレートシューズは故障にもつながるので注意が必要です。

 

実際に着用

ファーストインプレッションを重視したいため

一番最初のトレーニングでの感触を記事として残しておきます。

 

この日のトレーニングは、ミドルジョグ。

前日にテンポラン(6km Ave3’09/km:走行距離計12km)を行い

やや疲労感あり。

前日の疲労もありペースはあまり追わず

4’30/km程度で走り、後半数キロは4’10〜00/kmくらいにペースを上がれば良いかなと

想定してジョグ開始。

名前
想像以上に足が回ります。

 

履き心地はレーシングシューズに近い感覚。

自然とパワーポジションに誘導され、

ライトストライクプロの高反発で

キックをアシストしてくる感じ。

 

ジョグシューズとしてはやや強めなアシストに加え

シューズの軽さが合わさりスピードが出ます。

(後ほど記載しますが片足約230gです)

 

ジョグ開始早々に4’00/km(スピードジョグ・モデラート帯)で走れる。

感覚と実際のペースがいい意味で合っていないです。

 

感覚的には4’40〜4’20/kmくらいの緩めのリカバリージョグのつもりが

非常にテンポ良く走ることができました。

 

今回履いて感じたのは

「ジョギングシューズ」としては性能が非常に高く感じました。

一昔前のレーシングシューズと言われてもおかしくないレベルの出来な気がします。

 

 

 

良いところ

筆者が感じたSL2の良かったを解説したいと思います。

 

良かった点

・ノンカーボン

 

・フルレングスのライトストライクプロ

 

・軽量

 

 

 

・ノンカーボン

こちらのシューズにはカーボンは入っていません。

カーボンシューズは足首のバネを強化する役目をもちスピードを出せる反面、

股関節膝関節に過剰なストレスがかかり故障につながる可能性があります。

その点SL2にはカーボンは搭載されていませんので、

故障のリスクを避けながらスピードを上げることができます。

下で解説するライトストライクプロの反発性・軽量性が

走りやすさを生み出しています。

 

・フルレングスのライトストライクプロ

これが想像以上に前作からの違いを感じました。

カーボン非搭載のシューズなのですが、

上で書いたトレーニングのようにスピードがぐんぐんと出ます。

おそらくこのライトストライクプロの性能の高さなのだと思います。

 

前作は前足部のみ、今作はフルレングス仕様となりスピードが非常に乗りやすいです。

 

・軽量性

重さは片足で229g。

非常に軽いです。

アディゼロシリーズの最上位モデルのアディオスプロ3

片足215g程度ですので、

比較しても引けを取らない軽量性となっています。

 

名前
ジョグシューズとして販売されているシューズの中では現在最軽量でしょう。

 

悪いところ

いくつか履いてみて悪い点もありましたので記載します。

試し履きをする際はこの辺りを気にして着用してみることをお勧めします。

 

悪いところ

・アッパーの締め付けが強め

 

・シューズの紐が短い

 

 

 

・アッパーの締め付けが強め

アッパーはレーシング仕様でやや窮屈感があります。

横揺れを防ぐためにやや窮屈に作る仕様に関してはレーシングシューズの特徴です。

スピードを出すシューズであり、リラックス感を求めるシューズではないので仕方ない点ではあります。

 

・シューズの紐が短い

シューズの紐が短いのはこのSLシリーズの欠点です。

またシューズのヒモのチープさはあります。

このシューズにはひもなどの細かいところのこだわりはなさそうです。

 

 

シューズの詳細/性能

SL2詳細性能

・フルレングスのライトストライクプロ

・ライトストライク2.0

・モノメッシュアッパー

・価格:14300円

・重量:229g(26cm)

 

・フルレングスのライトストライクプロ

前作はライトストライクプロは、

前足部のみの採用でしたが

今作はライトストライク2.0に挟まれる形でフルレングスとなりました。

スピードが出る要因はこのライトストライクプロの割合の増加によるものが大きいと思います。

 

・ライトストライク2.0

地味にスタビリティミッドソールのライトストライクもアップデートされたそうです。

前作のライトストライクと比較すると非常にわかりすく、

柔らかさが全く違います。

 

 

・モノメッシュアッパー

アッパーは、レーシングシューズのような仕様。

一般的なジョギングシューズには、エンジニアードメッシュの布生地のような

アッパーが採用されることが多いのですが、

SL2にはやや化学繊維感のある軽量性の高いアッパーを採用されています。

 

・価格:14300円

価格は14300円。

ジョグシューズの相場は15000〜のシューズが多い中、

価格帯は安い部類に入るかと思います。

 

・重量:229g(26cm)

非常に軽いです。

以前紹介したPUMAのレーシングシューズと重さはほぼ一緒です。

 

サイズ感

筆者は26cmを着用。

普段は26.5cmですが、購入サイズを間違えたようです。

もうワンサイズあげたいなと感じはしますが、

何度か使って足のトラブルが出るわけでもないのでこのサイズでも問題はないかなと思います。

 

一般的な評価としては幅が狭めと言われていますが、

筆者の場合、普段26.5cm→今回26.0cmではいています。

やや小さいと感じますが、おそらく26.5cmならちょうどいいと思うので、

マイサイズで問題ないかと思います。

 

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アディダス公式

 

このブログの根拠

山田祐生
【プロフィール】
・高校時代陸上部(目立つ成績はありません泣)からブランク10年
・フルマラソン:未経験➡︎2時間17分台
・5000m:14分28秒、10000m29分52秒
全ての記録をセルフコーチング。

 

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