COROS pace proを他ウォッチと比較レビュー
今回はCOROS pace pro (カロスペースプロ)をレビューします。
pace pro は2024年11月に
発売されたランニングウォッチ
COROSのハイエンドモデル
となります。
なおpace3は引き続き販売されていくようです。
これによりランニング領域のウォッチは
pace3とpaceproの
2種類となります。
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目次
開封:外装は豪華
箱はこんな感じで非常に豪華。
プレゼントでもらっても嬉しい豪華さを感じます。
中身は写真の通り。
時計本体と、小さなパーツが二つ。
ケーブルの付属はありません。
この小さなパーツはUSBtypeCの変換ケーブル。
ケーブルの付属はないためtypeCのケーブルが別途必要です。
Macの付属ケーブルでも使えますし、
百均のケーブルでも問題なく使用することができます。
着用してみるとこのような感じ。
Pace3 を使用していたのでやや重さを感じるのと、
ディスプレイが大きい分がっしりとした印象があります。
画面のサイズがペース3と比較して0.1インチ大きくなり
1.3インチの大画面サイズ。
このサイズはGarminの265と
同サイズのディスプレイサイズとなります。
ちなみにGarmin165は
1.2インチでこのサイズは
COROSのpace3と同じ。
他のウォッチとの比較:Paceproのメリット
筆者はPace3を愛用していました。
【Pace3のレビューはこちら】
そのPace3から乗り換えて感じる、主な違いは
- ・重さ
- ・液晶の視認性
- ・高性能なマップ機能
- ・GPSを拾う速度が速い/精度が高い
- ・ライトの点灯がやや遅い…?
上記5点を感じます。
こちらから動画で確認していただけます。
重さ:49g(pace3は39g)
pace3と比較すると約10gほど重いです。
比較するとやはり重いです。
とはいえ10g程度の差ですので、
着用して慣れていけば気になりません。
それでも少しでも軽いものが良ければ
pace3の方がいいかもしれません。
他の使っている時計で比較すると下記の通り。
メーカー | COROS | COROS | POLAR | Garmin | Amazfit | SUUNTO |
商品名 | pacepro | pace3 | Pacer | Forerunnner165 | cheater pro | RACE |
重量 | 49g | 39g | 39g | 39g | 43g | 83g |
各メーカー比較的安価モデル(~30000円台)は軽量ですが、
ハイエンドモデル(40000円~)は比較的重さはあります。
例えば、カタログスペックですが
Garmin265は47gですので、
paceproとほぼ同じくらいの重さです。
液晶の視認性
液晶はCOROS初のAMOLED液晶を搭載したモデルとなります。
Pace3はLCDという液晶の種類です。
写真の通り、
液晶の鮮明さは比較するとよくわかります。
視認性はやはり大きなメリットだと思います。
一般的にAMOLED液晶はハイエンドモデルに採用されていることが多く、
その分価格も高い傾向にあります。
【その他ランニングウォッチの液晶規格】
メーカー | COROS | COROS | POLAR | Garmin | Amazfit | SUUNTO |
商品名 | pacepro | pace3 | Pacer | Forerunnner165 | cheater pro | RACE |
画面サイズ | 1.3インチ | 1.2インチ | 1.2インチ | 1.2インチ | 1.35インチ | 1.43インチ |
ディスプレイ | AMOLED | LCD | MIP | AMOLED | AMOLED | AMOLED |
価格 | 49,940円 | 33,000円 | 38,280円 | 39,800円 | 29,990円 | 82,280円 |
高性能なマップ機能
Paceproは液晶の鮮明さを最大限利用するような
マップ機能が充実しています。
ランニングで普段使うことはないのですが、
例えばサイクリングを楽しむ際などスマホで地図を開くことが難しい場合は
このウォッチのマップ機能を使うことで簡単に地図を見ることができます。
GPSを拾う速度が速い・精度が高い
GPSを拾う速度は速いように感じます。
またどうやらGPS機能の精度もpace3と比較しても高いそうです。
都心など高い建物が立ち並ぶ街を走るシーンでは真価を発揮してくれそうです。
ただし、
筆者の住む地方都市(金沢)では正直そこまでの差は感じません。
GPSの精度がいいからpace3ではなくPace proを買う、
というのはあまりオススメとは言えないかもしれません。
自動点灯機能はpace3に軍配
ランニングウォッチにはボタンを押さなくても
手の動きに合わせて自動画面点灯する機能が備わっています。
腕振りでは関与せず、胸部くらいの高さに持ち上げると画面が点灯し、
ディスプレイを視認しやすくなるのですが、
pace3の方が立ち上げが速くストレスは少なく感じます。
ただし、これもpace3の立ち上げ速度に慣れていたためとも言えます。
比較するとワンテンポ点灯速度が遅い感じがある程度。
Pace pro から使用していればそこまで違和感はないのかもしれません。
その他pace proの特徴
そのほかのpace pro の特徴は下記の通り。
- ・最新のプロセッサ搭載
- ・最大稼働時間が長い
特に最新のプロセッサを搭載しているのは
大きな推しのポイントのようです。
使ってみて他の時計と優位に差があるなと感じることはありませんが、
この時計が唯一持ち合わせる技術でもあるようです。
最新のプロセッサ搭載で処理速度が速い
Ambiq Apollo510という最新のプロセッサを搭載しているようです。
プロセッサは、電波受信の速度のことのようです。
ウォッチにおいては時計のズレが全くないことが大きな特徴として挙げられますが、
その他にもあらゆる情報の受信、処理速度が高いことが特徴の一つです。
この最新プロセッサが搭載されている地図の読み込みの速さに影響しているようです。
最大稼働時間は20日間
日常使いであれば
最大20日間充電なしでも持つようです。
また、
GPSモードでは最大38時間の
稼働時間があります。
100kmマラソンや24時間耐久マラソンなどの
超エンデュランスレースでも
安心できるバッテリー時間になっています。
他のランニングウォッチの稼働時間は下記の通り
メーカー | COROS | COROS | POLAR | Garmin | Amazfit | SUUNTO |
商品名 | pacepro | pace3 | Pacer | Forerunnner165 | cheater pro | RACE |
連続稼働時間 | 20日間 | 15日間 | 7日間 | 20日間 | 45日間 | 26日間 |
GPS連続 | 38時間 | 38時間 | 35時間 | 17時間 | 26時間 | 50時間 |
比較的に稼働時間は長めで高スペック。
バッテリーの良さで選ぶにはいいスペックがあるなと感じます。
ただ、
実際に日常や通常のランニングで使っていて感じるのは
どれもオーバースペックであるということ。
正直ここまで必要ないなと思います。
上記で説明した時計は一通り使っていますが、
大抵1週間は充電なしでも使えます。
20時間連続で走り続ける競技、
例えば100kmマラソンや24時間耐久マラソンなど、
超エンデュランスレースで使用するなら必要スペックかと思いますが
基本は普段使い、トレーニング使いで見れば
どれも必要十分な機能です。
GPSの正確性を検証
実際に使ってみます。
まずはPolarと比較。
トレーニングとしては陸上競技場で
1000m*8本を200mjogという内容。
200mjogは2レーンに膨らむ形で実施。
トータルでいうと走行距離は9600mとなります。
平均速度は1000mを3’05以内、200mjogが60秒以内ですので
1200m4’05秒程度、平均ペースは3’22~24くらいになります。
結果は下記の通り。
COROSはトラックランモードを使用しています。
Polarは通常のランモード(そもそもトラックランモードがない)
Amazfitと比較
こちらのトレーニングも1000mインターバル。
本数が10本のためトータル12000mとなります。
疾走3’00前後、レストは60秒で200mなので
1200m4’00(3’20/km)となります。
※この日は60秒きっかりで行ったため、
はやくスタート地点に戻った際、少し逆走したり、
大きく膨らんで走ったり距離を少し長くとった形になります。
ですので、
正確に距離を出すなら12100~12200mが最も正確と言えます。
結果は下記の通り。
COROSpaceproはきっちり12000m。
レーンを膨らんだり、ちょっと逆走した分の計測は入っておらず。
一方、Amazfit はトレーニング距離をほぼ正確に計測してくれています。
ちなみにAmazfitは、
逆走したりレーン膨らんだりの部分も
きっちり正確に計測してくれています。
GPSの立ち上がりの速度を計測
GPSのキャッチ速度が速いのもPaceproの特徴。
実際に動画でPace3と比較。
比較すると明らかに
GPSを捉える時間が速いことがわかります。
COROSはトレーニングハブが一番のメリット
COROSの最もおすすめできる点は
トレーニングハブが無料で使えること。
このトレーニングハブは、
現在のトレーニング状況を細かく知ることができるアプリです。
世界のトップアスリートもトレーニングの設定に
このトレーニングハブを利用されているようです。
契約アスリートのヤコブ選手やキプチョゲ選手、
大迫傑選手もこのトレーニングハブでトレーニング管理をされているそうです。
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まとめ
以上、COROS Pace pro を徹底的にレビューしました。
まとめると、
GPSの精度や連続稼働時間などの指標は
他のランニングウォッチと比較しても比較的高スペックなものを搭載。
価格もハイエンドモデルで比較すればコスパに優れていると言えそうです。
ただし、
pace3の機能にオーバースペックが搭載されたようなイメージです。
おそらくほとんどの方はpace3で充分。
COROSの最も優れている点は、
世界のトップアスリートも利用する
トレーニング管理アプリ【トレーニングハブ】にあります。
この【トレーニングハブ】は、
COROSのウォッチではどの機種でも利用可能ですので、
Pace3でも利用可能なことを考えると、ランニングするときにのみ使うというのであれば
Pace3で十分であると言えます。
もし、
1万円程度の価格差ならスペック高いpaceproが良い、
という方はpaceproを購入するのがいいと思います。
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