2023年9月、COROSより新作のGPSウォッチ「pace3」がリリースされました。

GPSウォッチは今ではランナーにとってはなくてはならない存在です。

時には、シューズにお金をかけるよりも

時計にお金をかける方が重要であるかもしれません。

しかし、GPSウォッチは決して安い買い物ではありません。

間違った買い方はしたくないものです。

実際にCOROSのpace3は購入して使うに値するアイテムなのだろうか…？

他メーカーでも良いのではないだろうか？

今回はそんなCOROS pace３について、

みなさんが気になる点も踏まえてレビューをしたいと思います。

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▼他社メーカーとの比較検討はこちらの動画で確認▼

カロスの特徴

カロスpace3の主な特徴は下記の通り。

以下でそれぞれ詳しく解説します。

COROSは2024年11月にハイエンドモデル

PACEPROを発売しました。

PACEPROのレビューはこちらをご覧ください。

COROS pace proを他ウォッチと比較レビュー

価格：33000円

カロスpace3の価格は33000円となります。

COROS	GARMIN	GARMIN	SOUNTO	POLAR
pace2	forerunner55	forerunner255	5peak	Pacer
29480	32000	52800	34980	34980

カロスは、Pace２が低価格帯というイメージがありましたが、

Pace3になり、33000円になりました。

このように比較すると、

特段安いランニングウォッチというわけではありません。

どれもエントリーモデルで比較するとそこまで価格に差はないように思います。

個人的にはその分、性能や質が高ければ高価でも構いません。

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重さは30g(実際の軽量では25g)

バンドを含めると39gとなります。

カロスペース２が36gですので3g重くなっています。

▼重さを動画で確認する▼

それでも本体自体25gという軽さは、他のメーカーには再現できていないようですので、

とても魅力的な部分だと思います。

稼働時間：GPS38時間、日常使用24日

稼働時間はGPSモードで38時間

ランニングウォッチ内では最も稼働時間が長い時計なのではないでしょうか。

1日2時間のトレーニングで19日間弱充電なしで持つ計算です。

GPS：デュアル周波数システム

デュアル周波数システムについてCOROS公式より引用。

従来のGPSスポーツウォッチは、衛星システムから1つの周波数（通称：L1）のみを受信して

衛星測位を実現していました。

2周波では従来のL1信号に加えて「L5」信号を追加し、

より広い測位範囲やより多くの情報伝達と高い精度が特徴です。

このデュアル周波数システムにより、GPSの精度が高まっていると言えます。

ルート検索

ルート検索機能が追加されました。

これによりざっくりとしたナビゲーションが時計で行えます。

これはペース３の機能ではなく、カロスアプリとしての機能です。

実際に使ってみた動画を作成しておりますのでそちらで詳細をご確認ください。

心拍計

カロス公式には「次世代型心拍計」搭載とあり、より正確な心拍数が計測できるそうです。

正確な心拍計が搭載されているようですが、

実際のところどうなのでしょう。

実際のウォッチの心拍数と、

脈拍での心拍数のズレを検証してみました。

今回の検証では脈拍を利用します。

不整脈がなければ脈拍と心拍はほぼ一致するそうです。

筆者は不整脈はないのでこの方法で検証しました。

正常時

手動での脈拍：57

ガーミンでの脈拍：58

高強度運動時

手動での脈拍：180

ガーミンでの脈拍：187

それぞれ一度測っただけなので

再現性については不明ですが、

そこそこ近い値になったのは驚きです。

実際に、筆者はトレーニング中に

インターバルのリカバリーを、設定タイムと心拍数両方から

勘案しながらトレーニングに取り入れています。

この正確な心拍計はトレーニングにも活用できそうです。

例：リカバリー中に心拍数が一定までに落ちなければややリカバリーを長くして次セットスタートするなど

睡眠データの管理

COROSは睡眠の質の管理もしてくれます。

心拍数はだいぶ正確ですので、睡眠データの管理も正確にしてくれそうです。

筆者はトレーニング中以外は時計を外していることが多いので

今後、使ってみて気づきがあれば加筆していきます。

トレーニングハブ

カロスには専門のアプリがあります。

このアプリでトレーニングのログを残すことができます。

マラソン世界記録を持つキプチョゲ選手も所属する

NNランニングチームでもこのデータログを採用しているようで

世界トップレベルのチームのコンディショニングにも使われているということになります。

タッチスクリーン

タッチスクリーンはPace3独自の性能です。

トレーニング中の画面の切り替えでのスワイプで使用できます。

その他では機能しません。

実際の使用感

筆者のテンポランのログ。非常に正確な心拍数。

ここからは実際の使用感をレビューしたいと思います。

筆者が、ランニングウォッチに求める必要な機能は、

この辺りの質が充実していることが重要なポイントになるかと思っています。

それぞれ使ってみた感覚をレビューしたいと思います。

時計の連続稼働時間

時計の連続稼働時間は、日常使用で24日

GPSモードで38時間

カロスペース２よりもバッテリーが長持ちになっているようです。

1日2時間のGPS使用でのランニングと想定すると

19日間使用可能です。

日常使用も考慮すると、

２週間は充電なしで使用することができるということになります。

実際に筆者も発売から使い始め１ヶ月ほど使用していますが

この間に充電したのは2回のみです。

その2回に関してもバッテリーが少なくなったからというわけではなく、

50％以下になったため軽く充電しようと考え行ったので、

実際、バッテリーがゼロになるまで使い、その後充電、

という使い方であれば充電回数はもっと減っていたと思います。

トレーニング管理アプリのUI

これはペース３の良さというよりも、

カロスアプリの良さだと思います。

個人的には非常に使いやすいと思っています。

また、ログの時計からアプリへの転送の速さが高いと感じます。

アプリのアップデートが頻繁に行われている印象があり、

そのアップデートの中で転送速度のアップが入っているのでしょう。

今までは、アプリを開き、最新情報を更新しなければなかなか転送されませんでしたが、

現在は、アプリを開いたら最新のデータログがすでに更新されているので、とても快適に使うことができています。

GPSの捉える速さ・正確性

GPSを捉える速さは特に気になることはありません。

というよりも、ランニングウォッチに捉える速さによる性能の差異があるかどうかは謎です。

実際にウォッチ側の受信速度・性能が高いだけでは受信速度はさほど変わらないようで、

位置情報を送信する衛星側の送信速度にも問題があるようです。

そして衛生側の速度に関してはウォッチによる性能では変えることができません。

ですので、捉える速さはウォッチごとに違いはないのかなと思います。

充電の速さ

専用の充電器が付属している

充電の速さは、特段早いわけではなさそうです。

30分充電で20％程度バッテリー回復するのでフル充電には

3時間程度でしょうか。

20％でおおよそ日常使いだと４.８日分ですので、

急な充電で30分だけの充電でも

しばらくは充電しないでいいくらいにはバッテリーが回復してくれるので、

重宝しています。

筆者はランニング中にしかほぼ時計をつけないので

走り出す直前に充電切れが発覚することが多いです。

そんな場合でも30分の充電で1回走る分には十分なほど

バッテリーが回復してくれるので、

充電速度に関しても十分満足しています。

まとめ

ということで今回はカロスの新作ウォッチである「pace3」を

実際に使ったレビューを行いました。

GPSウォッチは現代においてはなくてはならないアイテムです。

ぜひご自身にピッタリ合うGPSウォッチを探してみてください。

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カロス公式

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