RunningBasement

記事詳細
Item Review

当サイトはAmazonアソシエイト・アフィリエイト広告を利用しています。

【レビュー】スーパーノヴァライズは必要最低限のクッショニングが新鮮

アディダスより

「推進力よりも心地よさ」をコンセプトにしたシューズスーパーノヴァライズ

今回の記事ではスーパーノヴァライズを徹底レビューしたいと思います。

 

 

先にこのシューズのレビュー結論ですが、

トレンドの極圧クッションではないのがアディダスらしいが、

新素材フォームが過剰な厚さを出さずともしっかりと柔らかさを感じることができるシューズです。

安定感重視の接地感だけど、その中でも可能な限り凝縮したクッションがあります。

SLとほぼ同じソールの厚さだが、明らかに柔らかさはこちらが高く、

スピードを出すために接地感の意識を強調しながら、

怪我を防ぐためにクッションも重視したいという、

欲張りなランナーにオススメできると言えます。

 

\公式ならサイズ違いの返品も可能/

公式サイト

 

▼動画でもレビューしてます▼

 

基本性能

 

基本性能は下記の通りです。

  • ・新たなフォーム材「dream strike+」
  • ・走行性能をサポートするサポートロッドシステムを採用
  • ・通気性よりも快適性を求めたアッパー・履き口
  • ・重さは26.5cmで251gとデイリーシューズとしては軽量
  • ドロップ差10mmの高ドロップシューズ

 

・新たなフォーム材「dream strike+」を搭載。

アディダスの完全新作のフォーム材「dream strike+」が採用されています。

これはアディダスのハイエンドモデルであるアディオスプロ3に搭載されているフォーム材

「ライトストライクプロ」を参考にして作られた新作のフォーム材とのことです。

 

使用されているフォーム材はライトストライクプロにも採用のPEBA素材のようです。

 

名前
デイリートレーナーでこの素材は非常に珍しい。

 

PEBAといえば、反発や軽量性に優れているものの耐久性が低くかつ高級素材であり

通常はレーシングシューズに使われる上位素材です。

筆者が最近紹介したシューズであれば、

サッカニーのエンドルフィンスピードがPEBA素材のトレーニングモデルとなります。

後述しますがこの価格でPEBA素材のシューズはそれだけで価値が高い印象ですが

このシューズは15400円で提供。それだけで価値が高いと感じます。

 

主に使われる素材の特徴

素材 PEA EVA TPU
耐久性 ×
軽量性 ×
クッション性 ×
価格 高い 低い 中間
主な用途 Racing Dairy Dairy

 

 

・柔らかいサポートロッドシステムを採用。

アウトソールにはロッドが足の重心移動をサポート

他のサポートのないシューズと履き比べるとわかりやすい。

実際に履いてみましたが、このサポートロッドが走りやすさを生んでいる気がします。

 

アッパーは通気性よりも快適性優先

履き口も非常に肉厚で快適なクッションを感じます。

ただ逆を言えば通気性は悪いとも言える。

使いやすさよりも履き心地を追求した履き口のリッチ感なのだろうが、

僕としては、普段のジョグもしっかり長く割と汗もかくほど使用するので

履き口まわりは、通気性が高いものの方が好み。

履き口ふくむアッパーもリッチな生地使いなので、履いた時のフカフカ感は高いと思います。

 

ドロップ差10mmの高ドロップシューズ

高ドロップシューズに分類されます。

ドロップは後足のソールの高さと前足のソールの高さの差のことで、

簡単にいえば、かかとが自然とあがり重心が前重心になりやすいというもの。

ただ、このシューズに関してはドロップ差ほどの前に倒れる感覚はなくニュートラルな印象。

履いていて重心が前に乗るという感覚はないと思います。

 

実際に使用

実際に使用してみます。

デイリートレーニングシューズなのでトレーニングとしてはジョグ。

ペースは5’00/km〜4’00/km。

クッションはそこまで厚みを感じることがなく、

接地をとらえる気持ちよさがある。

フィット感も相乗し、シューズ内で変にズレる感じもなく踏み心地もいい。

また、プロネーションを抑えてくれるような感覚もあります。

 

捻れのような設計がGood

シューズの形状を見るとやはり。

足の接地に合わせたような捻れたソール設計。

人の走行は原則、かかとの外側から接地し重心が前に移動しながら、

最後は母指球に抜けていきます。

作り的にはプロネーションを防ぐような設計といえます。

 

薄くはなく厚すぎない絶妙なクッションがGood

ソールはトレンドの厚底ほど厚くはなく、

ただそこまで薄くはないような絶妙な厚さ。

この過剰すぎないクッション感が新鮮に感じます。

マキシマムなクッションがトラック種目のようなスピードを磨く際にやや邪魔だなと思うことも多かったため

この過剰すぎないクッション・反発がとても好感触です。

 

マキシマムクッションの特徴として、柔らかさを作るのが売りですので、

どれだけソールを厚くしようがクッションのふわふわ感を求めるものが多いです。

 

これではどうしても地面との距離は遠くなり、かつ柔らかいため、

バランスボールの上に接地するような感覚となってしまいます。

 

その点、

このスーパーノヴァライズでは

クッションの柔らかさはしっかりと保ちながら

そこまで厚いソールではないため、

必要最高分の厚さと柔らかさを実現しているように思います。

 

途中でサージ(スピードをぐんと上げるトレーニング)を1km。

3分13秒。

ここまでいくとやや推進力のような性能は不十分に感じます。

スピードを出すシューズではなく、

快適な有酸素ジョグである75%vo2max程度のジョギングに最適だと思います。

 

頑丈なアッパーが個人的にミスマッチ

アッパーはだいぶ頑丈です。

履き口もシュータンもだいぶ分厚いクッションを搭載しています。

上記でも書きましたが、アッパーは個人的にはやや過剰に感じました。

心地よさをコンセプトにしているので、どちらかというとファンラン向けのシューズかと思いますが、

乗り心地は個人的には競技者にこそオススメしたいと思える感覚

 

名前

メーカーはファンランを想定、クッションの使用感は競技者にオススメというギャップが…

 

アッパー、シュータンの厚さ(=非通気性)を考えると、

走り込みには向かない感じがします。

競技者にオススメしたい接地感なのに、ファンラン向けなリッチな履き口のクッション。

 

汗を大量にかいてしまうようなロングランにはもっと通気性を求めたくなります。

ただ何度も言うようにこちらのシューズは、そこまで距離を踏む設計ではないため

心地よさと言う点ではマッチしていると言えるでしょう。

 

 

プロネーション抑制が好印象

履いて走った時に感じるのは安定感。

これはシューズの設計からも理解できます。

ソールがフラットではなく捩れているような設計。

走行時の足首の内反を抑制してくれます。

 

サイズ感はマイサイズでOK

筆者のマイサイズは26.5cm、

今回紹介したスーパーノヴァライズの購入サイズの26.5cm。

前足部が細くハーフサイズ上げた方がいいというレビュー記事も多いですが

筆者的にはマイサイズでちょうど良かったです。

 

参考までにアディダスの他シューズのサイズ

・アディオスプロ3→26.5cm

・ボストン12→26.5cm

・アディゼロSL→26.5cm

・スーパーノヴァライズ→26.5cm

 

 

 

価格は15400円でコスパがいい

価格は税込15,400円でデイリーシューズの相場で考えると安い。

公式で購入がオススメです。

\公式ならサイズ違いの返品も可能/

公式サイト

 

耐久性:△

耐久性は低くはないがそこまで高くはないと思われます。

サポートロッドの一部がアウトソールに剥き出しになっているので、

走行距離とともに消耗していきます。

また、使用素材がPEBA素材と通常、

デイリーシューズに使用されるEVA素材と比較し、

消耗がはやいという特徴があります。

素材の観点からも、耐久性はそこまで高くはないのかなと感じています。

 

▼ソールの素材をまとめた記事はこちら▼

ミッドソール素材やプレートの素材の違いを知る

 

 

どのようなランナーにオススメ?

エネルギーリターンを向上させるような走行効率を高めるシューズが多い中、

こちらはサポートはあるものの反発力を高めるようなシューズではないなと思いました。

なので、

反発のアシスト力を求めるランナーにはオススメしないものの、

地面をしっかり捉えつつ、

その中でも最高の柔らかさを求めるランナーにはオススメできるといえそうです!

\公式ならサイズ違いの返品も可能/

公式サイト

 

このブログの根拠

山田祐生
【プロフィール】
・高校時代陸上部(目立つ成績はありません泣)からブランク10年
・フルマラソン:未経験➡︎2時間17分台
・5000m:14分28秒、10000m29分52秒
全ての記録をセルフコーチング。

その他の投稿