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【アップデートで好評】アディダスの新作スパイク、アバンチをレビュー

2023年にSNSなどでリーク情報が出ていたものの、

公式などでの正式な発表がなかった、

アディダスの新作スパイクのラインナップでしたが

4月18日に突如公式ショップに追加され発売されました。

 

アディダスの長距離スパイク、

3000m〜10000m対応の【アバンチ】、

800m〜1500m対応の【アンビション】の2ラインナップのうち

今回は、【アバンチ】をレビューしたいと思います。

 

 

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実際に履いてみる

まずはファーストフィッティング。

 

アッパーはやや硬めだが通気性はいい

アッパーはやや硬いかなという印象。

アディオスプロ3と同じアッパー生地を採用されています。

このアッパーの特徴はというと、

吸い付くようなフィット感はあまりなくややごわつきがある印象。

よく言えば横振れをしにくいようなアッパー。

ドラゴンフライやCloudspikeのような

吸い付くようなアッパーではないので苦手な方もいるかもしれません。

 

メッシュの目は荒いので通気性は高そうです。

 

履いた初感は、アーチがきついこと。

後述するミッドソールの形状と合わせてアーチサポートになっており、

足部のアーチがグッと上がるのが苦手な方は少し注意したい点です。

 

サイズ感は少し大きい(とはいえマイサイズでOK程度)

サイズはもしかするとやや大きいかもしれないです。

(ただ、サイズを上げるほどのものでもない程度)

普段は26.5cmを着用しており、

今回もいつも通り26.5cmを購入。

アバンチ旧作は全てこのサイズ。

 

 

実際に履いて動いてみると

右足だけやや抜ける感覚があります。

筆者自身足のサイズは右が若干小さい。

とはいえ、

いつも26.5cmで特に気になることはなかったのですが

今回は少し抜ける感じがありました。

シューレースをもう少し強く締め直すと大丈夫。

神経質な方は要注意。

 

プレートも硬め(他メーカーと比較しても)

プレートは前回のアバンチTYOから

大幅変更となり

フルレングスカーボンとなりました。

 

 前作が、

・曲げやすい5本指形状

・剛性の低いグラスファイバー性

・プレートは前足部のみ

と言う扱いやすさに特化したものだったのですが、

今作では

・素材は硬度の高いカーボンを採用

・フルレングスでプレートが搭載

となり、安定性をとった前作から大きく変わり

推進力の高いものとアップデートされました。

 

 

同時期に発売された新型アンビションは

プレートに穴がないため

より硬い印象を受けます。

 

ヒールのクッションも高評価

このシューズの一番の特徴はヒールのクッション。

ヒールの厚さは20mm。

他のシューズにはないヒールの厚底クッション。

PEBA素材の柔らかい素材もあり、とても気持ちのいい履き心地。

レース中潰れてヒール寄りな接地に甘えた時も

クッションが効いてくれそうです。

 

素材の詳細はこちらの記事で詳しく解説。

PEBA?EVA?ミッドソールの素材の違いを知る

1500mRPでのトレーニングで使用

実際のレースに近い高負荷なトレーニングで使用してみます。

 

ショートインターバルでは結果はいまいち…

今回は400m+300m+200mのトレーニングで使用。

1500mのRP(筆者の場合400m62~64秒)で使用します。

 

 

結果は64秒、47秒、31秒と

正直イマイチな印象に…。

疲れる感じはないのですが、

スピードをぐんぐん出してくれるような

推進性能も感じない感じです。

初履きだったのもあるのか、

いまいち推進をもらえる走りができなかった感じでもあります。

 

持続走である1000mで使用すると好感触

やや残念な結果になったので少し時間を置き1000mを1本。

結果は2分40秒。

ラップは63秒ー64秒ー32秒と終始安定。

こちらは思った以上に走れた感じがしました。

結果から考えると足が残るようなシューズといえます。

自分の力感以上にぐんぐんスピードが出るわけではないけど

一度スピードに乗っかれば、そのスピードの維持はしやすい感覚です。

個人的にはとても好感触でレースでも使用してみたいと思いました。

 

後日200m3本スプリントで好印象に

後日スプリントで使用。

この結果でさらに好感触に感じることができました。

タイムは26秒台とスピードはしっかりと乗れました。

使っていてプレートの曲げ剛性に、やや硬さを感じました。

この硬さが推進力につながる感覚があり、好印象。

 

トレーニングの結果から、1000mのような持続的な一定出力もでき。

全力スプリントのような踏めば返ってくる反発性もあり、

個人的には高評価な結果となりました。

旧作TYOからのアップデート点は?

旧作TYOとの違いは主に2つ

  • ・プレートのフルレングス化
  • ・軽量化

 

▼動画で履き比べてます▼

 

プレートがフルレングスに

前作はプレートは前足部のみの搭載、

かつグラスファイバー性と

扱いやすさの高いモデルでした。

しかし逆を言えば推進を生むしなりはでにくいシューズでした。

今作ではプレートはフルレングスになり、

扱うのは難しくなったものの推進力は高くなりました。

 

重量は改悪アップデート:156g→162g(26.5cm)

重量は26.5cmで6gの増量。

これはマイナス点。

メーカーには重さは常に意識して軽さを追求して欲しいなと思います。

 

 

前作TYOのレビュー記事はこちら

アバンチTYOを徹底的にレビュー

 

まとめ

今回はアディダスのアディゼロアバンチについて

実走を交えながら解説しました。

 

現時点での評価は高くもなく低くもなく

今後の使用感に期待といったところでしょうか。

シューズの性能自体は高そうなので、

履き慣れる必要があるなと思いましたので

このシューズに対する感想がどう変わるのかも引き続き履き続けて

データを収集し、こちらの記事も更新していきたいと思います。

 

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このブログの根拠

山田祐生
【プロフィール】
・高校時代陸上部(目立つ成績はありません泣)からブランク10年
・フルマラソン:未経験➡︎2時間17分台
・5000m:14分28秒、10000m29分52秒
全ての記録をセルフコーチング。

 

 

 

 

 

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