【23年最新】シューズ販売員がマジックスピード2を徹底レビュー【ワイドモデル・ekidenモデルも解説】
当記事では、マジックスピード2を実際に使用しての
徹底レビューを行います。
実際に使ってみて、
どんなランナーにおすすめなのか?
実際におすすめできるのか?
良い点・悪い点
を徹底レビューしますので
ぜひ最後までお読みください!
この記事を読むとわかること
【マジックスピード2】を購入すべきか
もしくは他のシューズを選ぶべきなのか
\ただ履くだけだとすぐにダメになります/
ではさっそく…
こんなお悩みありませんか?
いよいよマラソンシーズン到来だ…!
今年こそ記録を狙うためにシューズを新調したい…
けど、高価すぎるのはちょっと買えないな…
価格も安くて、性能も高い!
そんなコスパのいいマラソンシューズないかな?
マラソンシーズンも始まり、
ランナーによっては2、3年ぶりのレースとなる方も
多いと思われます。
久しぶりのレース、はじめてのレース…なので、
どんなシューズを履いたらいいのかわからない…
そんな風に探していると、
まず、おすすめされるのが
今回紹介する「マジックスピード2」なのです。
このマジックスピード2ですが、
実際のところ本当に、
・初心者におすすめできるシューズなのか?
・どんなランナーにもおすすめなのか?
という疑問を本記事を通して解説します!
では本題いきましょう!!
もう答えを言ってしまっているんですが、このシューズまさに「コスパ王」です
シューズの性能はとても高く、
なのに他のフルレングスカーボンシューズに比較して
圧倒的に安いです。
参考までに他のフルレングスカーボンシューズを価格で比較すると下記です
価格一覧
アシックスメタスピードシリーズ:税込27500円
NIKEヴェイパーフライ:税込26950円
NIKEアルファフライ:税込33000円
adidasタクミセン:税込20900円
adidasアディオスプロ3:26400円
デサントデルタプロレース:税込21000円
アシックスマジックスピード2:税込16500円
そんなコスパ王である「マジックスピード2」
こちらを徹底レビューしたいと思います!
\1万円で買えるカーボンシューズはマジックスピード2のみ/
▼動画でも詳しく解説していますので合わせてどうぞ▼
目次
商品特徴
アシックス公式より
ASICS最速 [ METASPEEDシリーズ ] の機能とデザインを引き継いだ、
MAGIC SPEEDがさらに進化。
カーボンプレートのサイズのフルレングス化など、
さまざまな機能アップデートとともに2代目が登場。
新たにカーボンシューズを試したいランナーや、
レースでMETASPEEDシリーズを使用のランナーの
トレーニング用にもおすすめ。
マジックスピード2は初代マジックスピードの進化版となります
前作マジックスピードの発売が2021年4月、今作が2022年9月発売ですので
約1年半年の期間をかけてのアップデートとなります。
主な変更点
前作「マジックスピード」からの変更点は下記の通りです
・カーボンプレートがフルレングスへ変更
・ミッドソール素材の変更
・価格の見直し
それぞれ深掘りしていきます。
カーボンの形状
前足部のみ➡︎フルレングス
前足部のみカーボン搭載は
個人的にはあんまり相性が良くなく、
フルレングスカーボンが
レース用やスピード練習用では
必須だと感じています。
前足部のみのカーボンプレートは、
カーボンシューズ特有の硬さを感じないというメリットもありますが、
逆に言うと、そのカーボンの硬さが
カーボンシューズの良さ
(カーボンは硬いからしなる)
だと思いますので、
であれば、硬さが苦手な方には
プレートが入っていないものをおすすめしたいです。
アシックスのライドシリーズはカーボンが入っておらず柔らかく、
なおかつソールの特性により前に重心を移動しやすい設計に
なっていますので、
カーボンの硬さが苦手な方のマラソンレースシューズとしてはおすすめです。
ミッドソールの形状
前作FFブラスト➡︎今作FFブラストプラス+フライトフォームの2層式
前作はミッドソールがFFブラストのみでしたが、
今作はFFブラスト+とフライトフォームの
異なるミッドソールを搭載しております。
地面に近い部分は
フライトフォームで耐久性が高くなっております。
アシックスのFFブラストシリーズは種類があり、わかりづらいですが…
メタスピードシリーズに採用されているのは
FFブラストターボなのでミッドソールが違います。
FFブラスト+はFFブラストターボより重い素材ではあるが、安定性があるという説明ですが、
ほぼターボの下位互換だと思っていいと思います
(その分価格設定が低くなっています)
アシックスのミッドソール【FFブラスト】
‥
・FFブラスト
アシックスのミッドソール素材
どのモデルから搭載されているかは不明ですが…
反発性のあるクッションシューズには搭載されている印象
・FFブラスト+
FFブラストに比べ軽量、
且つ柔らかい素材となった上位素材
アシックスのノバブラストやグライドライドなどの
1万5000円〜2万円あたりの中価格帯シューズに
搭載されているイメージ
・FFブラストターボ
アシックスの展開するミッドソールで最も反発が強い最上位素材
メタスピードシリーズにのみに採用。
価格について
定価17600円➡︎16500円 若干価格は安くなっている
カーボンフルレングスに変更になって価格も上がりそうな感じがしますが…
価格は16500円と、前作よりも
お求めしやす価格になっています。
これは単純に嬉しいポイントですね!
重量
重さに変更はない/スピードシューズにしては重め?
旧型240g➡︎新型240g
アシックスのレーシングモデル「メタスピードスカイ+」が204gなので、
上位レーシングモデルと比較して約35gほど重いです。
数字にすると重く感じますが、
実際に履いてみると数字ほどの重さは感じませんでした。
履き心地の良さとフィット感の良さが高く、
履いていても重いなと感じることはありません。
使ってみての感想
履いたファーストインプレッション
ここからは実際に履いてみての感想をお伝えできればなと思います。
まず、実際に履いて
走り出しの一歩でまずびっくりしました…
なんだろう、メタスピード超えるのやめてもらっていいですか?
履いた瞬間に「あ、これいいな」って感じれます。
カーボンの入り方がスプーン状で、体を前傾に促す作りになっています
その影響か、重心移動をしやすいように感じました
ドロップ差なども含めるとメタスピードエッジ+をイメージするといいのかもしれません
重心移動をサポートしてくれるのはほんとに嬉しいです!
また、メタスピードシリーズに比較して、
耐久性のあるフライトフォームを使用しているのでシューズの耐久性も高いです
サイズ感:前足部は広めの設計
サイズ感はけっこうゆとりがあるように感じます。
私はマイサイズ27cmで、
マジックスピード2も27cmで使用していますが、
前足部の幅にはとてもゆとりを感じます。
ワンサイズ下げても良さそうなくらいゆとりはあります。
トレーニングで使用
下記の代表的なトレーニングで使用してみましたので、
その際の使用感を解説します。
30kmのロング走
ペースは特に決めずに使用しました。
ジョグの延長でラクに走れたら、距離を伸ばして30kmいければ
いいな、くらいの感覚で走りましたが、
シューズの反発サポートもあってか、
とてもラクに距離を伸ばすことができました。
いつでも辞めてもいいなくらいで走りましたが、
30kmまでラクに行けたのは、
やはりこのシューズの恩恵かと思います。
ファルトレク(スピードの出やすさ)
30分ジョグ〜1分-1分10本〜20分ジョグのファルトレクで使用
接地時の硬さがあるので、反発のリターンも心地よく
スピードも問題なく出せます。
イージージョグ
問題なく使用可能です。
ジョグもぐんぐんスピードが出ます。
普段のジョグは5’00/km〜4’30/km程度で行うのですが
このマジックスピード2を履いて走ると
同じ感覚で走っても4’10/kmくらいでは走れてしまいます。
フルマラソンで使用しました!
150分走1km4’00/kmで使用しました。
(2023年1月28日使用)
厳密には38kmで終了していましたが、
そのまま伸ばせばフルマラソンも余裕で完走できそうです。
今回の使用したペースは
フルマラソンで言うと2時間50分台、
いわゆるサブ3のペースで使用しました。
やはり使いやすかったです。
使ってみて、他のフルレングスカーボンの
レーシングシューズに比較して、
良く感じる点は
安定感です。
接地が安定する感じがあります。
FFブラスト+の推進力は高いですが、
その分ペースが上がらないと不安定感があります。
その点このマジックスピード2は
フライトフォームとの2層構造になっており、
安定感を生み出していると思います。
こちらのvlogトレーニング日誌で使用してます。
同価格帯シューズの中でも安定感では頭ひとつ抜けた性能
以上の結果から、同価格帯のシューズで比較しても
安定感では頭ひとつ抜けた性能であると感じます。
各メーカーの同価格帯(20000円以内)のシューズは
NIKEであればズームフライ、
アディダスで言うとタクミセン、
がメーカーのコンセプトに近いと思われます。
どのようなランナーにおすすめか:低〜中強度の距離走
最上位カーボンシューズのトレーニング用としておすすめします。
レースで使うことはあまりおすすめしません。
この結論について深掘りしていきます。
アシックス公式では、
新たにカーボンシューズを試したいランナーや、
レースでMETASPEEDシリーズを使用のランナーのトレーニング用にもおすすめ
という説明をされています。
まとめると…
⚫️新たにカーボンシューズを試したいランナー向け
➡︎➡︎低価格での商品提供
⚫️メタスピードシリーズ愛用者のトレーニング用というのは、
➡︎➡︎コンセプトをメタスピードと同じにし、
ミッドソールに耐久性の高いものを採用
レースではメタスピードシリーズのような最上位モデル、
トレーニングでワンランク下のトレーニングモデルと履き分けるのが良さそうです。
マラソン練習では、ロング走だと1回40kmとか走るのもザラですので
最上位モデルをトレーニングからガシガシ使用するのもコスパが悪いです、
ランナーあるある
熟練ランナーさんなら理解していただけると思いますが…
メタスピードシリーズなどの上位モデルは高価…それにEペース程度のランニングにはオーバースペック気味…
でも、ジョグシューではロング走れる気もしない…
ジョグシューじゃやる気も出ないし、厚底レースシューズに頼るか…
そんな時にこのマジックスピード2の出番です!
最上位モデルにも見劣りしない性能、
ガンガン使える耐久力を兼ね備えています。
公式でも書かれていることですが、
初心者ランナー向けではないと言うことには注意しましょう。
フルレングスカーボンシューズですので、
カーボンシューズ特有の硬さがありますので、
誰にでもおすすめできる、と言うわけではないので注意です。
僕がレーシングシューズとしてこのシューズを
おすすめしない理由を下記で解説します。
悪いところ
使ってみて感じたデメリットもあるので
解説します。
カタログスペック上の重さが気になる
240gなので他のレース用シューズと比較すると、
やはりこの数字はネガティブに感じます
何も知らずに履いて走った時にはそんなに気にならなかったのですが…
各シューズのスペックを見たときに、
重いものと軽いものがあって、
明確に重量に差がある…
その違いを知って、いざレースでどっちを選ぶかと言われれば軽いもの選びますよねw
履いた感じは、マジックスピード
めちゃくちゃ良かったのでちょっと惜しいです。
個人的にはこのマジックスピードのミッドソールを
FFブラストターボにして軽さを出してもらえたら
レースシューズにしたいなと思える、
そのくらい性能は良かったです。
エリート選手着用のバイアスがない
そのシューズをレースシューズにしたいかどうかってところなんですけど
世界各地のレースで活躍している選手が
履いているシューズを自分も履きたいってなると思います。
性能面で本当にいいシューズ、
よりも
いいシューズと思って履いたシューズの方が、
良いパフォーマンスを出しやすいです
(プラシーボ効果)
実際に目隠しで各社レースシューズを履き比べると、違いなんてわかりませんしね。笑
やっぱりマラソンで活躍している選手が
メタスピードシリーズを履いているのをみると
自分もメタスピードを使いたいな!
ってなってしまいます。笑
というところでやっぱりこのシューズの評価の着地点としては、
「普段のポイント練習」で使用する、です
まとめ
ということで今回はアシックスシューズのコスパ王「マジックスピード」をレビューしました!
公式ページは こちら
Amazon最安での購入は こちら (2022/10投稿時)
追記:新色・ワイドモデルが追加されました
マジックスピード2発売から約3ヶ月、
ワイドモデル・ekidenモデルが登場しましたので
そちらを紹介したいと思います。
ワイドモデル:レギュラーワイズ2Eから3Eモデル登場
マジックスピード2のワイドモデルが登場しました。
通常モデルとの違いはワイズ幅の変更です。
レギュラーのワイズ幅が2Eに対し、ワイドモデルのワイズ幅は
ワンサイズアップの3Eとなりました。
通常のマジックスピードシリーズでは幅が合わず断念していたランナーさんも
手に取ることができるようになりました。
このワイズですが、
足の長さ(足長)に対する
足の幅でワイズが計算されます。
一般的には女性はワイズE、
男性は2Eが平均と言われていますので、
一般よりも幅が広い方向けのサイズと言うことでしょう。
普段履かれる市販の革靴やスニーカーで、
マイサイズ(足長)で履かれる方は2Eのレギュラーモデルで問題ないと思われます。
革靴や、スニーカーが一般向け(日本人の平均ワイズの2E)で作られているからです。
ワイドモデルを探されている方は、
サイズ選択での選択肢で3Eサイズを選択してください。
エキデン(ekiden)モデルが登場
駅伝シーズンに合わせてマジックスピード2の新デザインモデル、
マジックスピード2エキデンが発売しております。
レギュラー品との違いはデザインのみですので、
お好みのデザインで選ぶと良いと思います。
デザイン変更は以下
アッパーにASICS文字のデザイン追加
エキデンシリーズ限定のカラーリング
インソールに駅伝の文字
\1万円台のレーシングシューズはマジックスピードのみ/
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