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渋川裕二という男:PB2時間16分13秒

渋川裕二という選手をご存知でしょうか?

 

このブログを読んでいる方は、

マラソンアスリートが多いと思われますが、

2時間半を切るような市民アスリートたち、

レベルが高いランナーなら知らない人はいないのではないかと思います。

 

北九州マラソン

榛名湖マラソン

ぐんまマラソン

 

と数々の大会で優勝経験のある、

ぐんまの市民ランナーです。

 

筆者自身も少し前から面識があり、

レースでもちょくちょく並走することも多いです。

直近であれば【東京マラソン2023】です。

レース中盤、前の集団を単独で追おうとした私に

ついてきてくれて、集団を作ってくれたりしている。

下記の動画でも確認できます。

▼東京マラソン▼

 

渋川さんと初めて知ったのは2020年のハイテクハーフマラソン。

筆者は66分程度でゴールし、撮影をしていたら

後ろから声をかけてくれた。

聞くところによると、

ご自身は67分程度でゴールしたようで、

Youtubeを通して筆者のことを知ってくれていたようです。

 

 

同年代、非駅伝部で社会人から本格的にマラソンに取り組む、サブ20を目指している

など、共通する部分も多いなと思ったのが第一印象です。

そのころは筆者の方がタイム的には上であった印象ですが、

いつの間にか置いて行かれてしまいました。

(実際下記にも書きますが、渋川さんの方がずっと速かったようです。笑)

 

 

いつかしっかりとマラソンについて対談してみたいと思っていたところ、

今年のぐんまマラソンで、久しぶりにお話しする機会があり

この対談が実現しました。

 

ぜひ、

マラソンで伸び悩みを感じている方や

2時間20分を目指しているランナー

非駅伝部でも高いレベルを目指せるということを実感して、

これからのランニングライフに生かしてほしいと思います。

 

※対談は終始雑談ベースで楽しく対談していましたが、

今回の記事では、できるだけ無駄を省略して要点のみをまとめたいと思います。

 

 

非大学駅伝部出身という共通点

 

(筆者)

非大学駅伝部で最速ランナーは僕(か筆者の弟)だと自負していましたが、

渋川さんが強くなりすぎて…現在は渋川さんが最速ですね。

実際競技を始めたのはいつからですか?

 

(渋川)敬称略

大学3年の時に申し込んだ【新潟シティマラソン】が初マラソンとなります。

確か6月頃にエントリーして…大会が10月でしたので、

約4ヶ月のトレーニングで出場しました。

 

それが初マラソンで、タイムは3時間26分でした。

走り終わったら、練習を継続することはなく

またいつもの生活(テニスサークルだったため運動はほぼテニスのみ)に戻りました。

 

翌年また、新潟シティマラソンに出場し、

同じようなスケジュールだったのですが、

しっかり去年よりもトレーニングができていたので

3時間10分は切れる感覚はありました。

トレーニングはサブ3を目指していたので

4’15/kmでできるだけ長く走ったりしていたと思います。

 

ただ直前で怪我をしてしまい、結果は3時間57分でしたけど。笑

 

その後は卒業シーズン突入で飲み会ばかり参加、

社会人になる3月には体重も5kgが増えていました。

社会人になってからは体重を減らすためにもランニングを継続するようになりました。

 

そこからの記録は下記の通り。

せっかくなので比較のため筆者の記録も入れてみます。

 

年度 渋川 筆者
2013 3:26:15
2014 3:57:10
2015 2:37:54
2016 2:32:21
2017 2:26:17 2:48
2018 2:28:05 2:27
2019 2:19:29 2:23
2020 2:16:50 2:18
2021 2:16:45 2:17
2022 2:16:13 2:19
2023 2:19:44

 

 

比較すると筆者はほぼ一度も勝ったシーズンはなかったようです。笑

 

スピードはなくてもフルは走れる

 

(筆者)

各種目の競技実績を教えてください。

 

(渋川)

1500mの公認は2018年ごろに走った4分20秒。

実際はトレーニングの中で走った4分12秒が最速だと思います。

3000mは2019年ごろに走った8分45秒。

5000mも同じく2019年に走った14分56秒。

フルマラソンは2時間16分13秒です。

トラックの記録会はほぼ出ることはなく、

マラソンレース後トレーニングとして走って出した記録だったりですね。

もっぱらマラソンやハーフなどのロードレースばかり走っています。

 

(筆者)

実際しっかり調子合わせたらもっと走れそうですね

 

(渋川)

そうですね。

どの記録ももうひとつ上のタイムでは走れそうな気はしています。

でも(5000mで)14分30秒という記録は全然見える気はしないですね。

(ラン食(筆者のペンネーム)さんは)トラックのタイムも速くてすごいなと思います。

 

(筆者)

マラソンのタイムからしたら全然走れそうですけどね…笑

 

(渋川)

普段のトレーニングでスピード系のトレーニングもするんですけど、

1km5本のインターバルとか。

それの設定ペースは3’05/kmくらいでしかやらないんですよ。

最後1本だけなんとか3分切るくらい。

なので…早朝ポイント練習なのでなんとも言えませんが

5000mを2’55/kmで押し切る感覚は湧かないんです。

(2’55/kmで5000mをおすと14分35秒になります)

 

(筆者)

3’05/kmでインターバルしているんですね…

マラソンペースとあまり変わらないですね笑

1000m5本をその感覚でやっていて

マラソンのペースに余裕出ます?

マラソンの中でもそのくらいのペース帯ありますよね?笑

 

(渋川)

マラソンではなぜか走れるので不思議です。

今年の東京マラソンの前半なんかも3’05/kmラップはそこそこありましたもんね。

 

トレーニングの実態:マラソンペースでの練習は気合い入れてやらないと無理

(筆者)

これは一番聞きたいなと思っていたのですが

やっぱりマラソンペースでのトレーニング、例えば15km マラソンペース走とかはしんどいですか?

僕は3’15/km(筆者のマラソンペース)でのトレーニングって結構苦手で…

 

 

(渋川)

しんどいですね。

ふつうにこなせない時もありますから。

トレーニングでの余裕度は、そこまで感じないです。

しっかり気持ち入れてやらないとこなせないみたいな。

 

(筆者)

サブ3とかサブ4のランナーは、ふつうにマラソンペースで20km30kmとこなしているのを見ると

ペースへの主観強度が違うんでしょうね。

 

※高強度(糖代謝)になっているか否かが関わってきそうです。

▼参考記事▼

【論文紹介】高強度トレーニングの有効性

 

レース前のルーティンは変化走

(筆者)

マラソンペースで15kmも余裕持って走れないとレース当日まで不安じゃないですか?

 

(渋川)

マラソンの3週間前に必ず取り入れる練習があるんです。

それがうまくこなせたらレースも走れるなと、その練習で調子を占う感じです。

 

40kmの変化走なんですけど、

吉田祐也選手が以前Noteで記載されていたもの、

それをマラソン3週間前に取り入れています。

 

基本は単独でこなしますが、

最後はペースを保つのが精一杯になります。

でも、これを設定ペースでこなせれば本番レースではほぼ外さないです。

 

2021年のびわ湖前に初めて取り入れてから

自分のルーティントレーニングになっています。

 

 

びわ湖マラソン3週前に取り組んでレース好走を確信

2kmをマラソンペース(3’15)〜3kmモデラート(3’45〜3’50)

これを7セット繰り返す。

その後5kmはフリーで全力でこなし、トータル40kmのトレーニング。

 

 

現在は周回コース(1.4km)で行う

2.8km(3’15~3’18)~2.8km(3’45~3’50)*6~ラスト7kmフリー

ぐんまマラソン優勝した前は

この練習(ラスト5kmは3’30/km前後)でこなし、

2時間19分44秒でぐんまを優勝した。

 

 

フルマラソン走れない人へのアドバイスをください

(筆者)

最近、フルマラソンで30kmでガス欠を感じるんです。

うまくフルを走り切るにはどうしたらいいと思いますか?

 

(渋川)

朝食食べずに40km走とかはどうですか?

ペースはジョグの感覚で、キロ4なのでめっちゃしんどいって練習ではないと思います。

自分はこの練習をやってから30km以降のガス欠を感じることは無くなりました。

エネルギーが枯渇している状態で長く走ると筋肉分解されるっていう意見もあるんで

本当におすすめかは分かりませんが…

自分はそのトレーニングを取り入れてからはガス欠は感じなくなりました。

 

 

まとめ

ということで今回は、トップ市民アスリートの渋川さんと

マラソン対談させていただきました。

対談ありがとうございました。

 

筆者も変化走取り入れて、また同じ土俵で戦えるようにトレーニングしていきたいと思います。

 

 

最後にお知らせです。

今まで、いくつものテキストやwebメディアで学んだつもりになっていませんか?

実際結果につながりましたか?

トレーニングはある程度、お手本のような体系があります。

しかし結果が出る人と出ない人が分かれるのはなぜでしょうか?

 

最も大きな理由は「継続できない」です。

いつでも誰でもできるが故に、反面、トレーニングをしない選択をしやすい種目でもあります。

「今日はジョグでいいや…」

「きついトレーニングは避けよう…」

 

ランニングクラブではみんなが毎日トレーニング結果を共有し、全国どこにいても

モチベーションをもらうことができます。

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